遊戯王〜BMG調教〜 78
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BMG「うぅ・・・ん。ここは、どこ?」
そこは白く、あたたかな光につつまれた何もない空間。
???「ガール・・・。ブラックマジシャンガール・・・」
BMG「だれ?私を呼ぶのは」
???「私は光の創造神、ホルアクティ・・・私はあなたの魂を、救いにきました」
それまで何もなかった空間に、ぼんやりと映像が映し出された。
それはBMGと調教神がセックスをしている姿。
BMG「これは・・・」
ホルアクティ「私はあなたのことをずっと見てきました。この会話はあなたが絶頂し、意識を失った隙をついて行っています」
ホルアクティ「あなたがお腹を痛めて産んだ子は、あなたの体と心を犯し続けたマスターテクニシャンと等しき存在・・・あなたは闇に落ち、屈服してしまったのです」
BMG「そんな・・・そんなの、うそよ・・・嘘よ」
BMGはあまりの絶望に崩れ落ちた。あれほど抵抗し、抗い続けたと言うのに。自分は負けたのだ。この子さえいればいいなんて、思った自分が馬鹿だったのだ。
BMGは空ろな眼差しで、何故自分の前に現れたのかと問いかけた。
ホルアクティ「それは、あなたがデュエルモンスターの象徴とも言える存在だからです。皆に愛され続けたあなたを、救いたいのです」
ホルアクティの慈愛に満ちた瞳と言葉に、BMGの瞳に光がともり始めた。
BMG「・・・私は、これからどうしたらいいのですか?」
ホルアクティ「あの者達の闇は深い。たとえ倒したとしても第2、第3の存在が現れることでしょう。しかし、この世界線のあなたの魂を救うことは出来ます。そのためにはあなた自身で、あの者を倒し、決着をつけなければなりません」
BMGの心に光がともり始め、ホルアクティに強い眼差しを向け
BMG「私、頑張ります!闇の力なんかに、もう負けません!」
ホルアクティは微笑を返し、話を続けた。
ホルアクティ「あの者を倒す唯一の方法。それはあの者の魔力、存在を吸収し、消滅させてしまえば良いのです。調教神を消し去れば、それに繋がる闇のモンスターも、対消滅することが出来ます。あなたの魂、は光に帰ることが出来ます」
BMGは熱心に話を聞いていたが、ふとなにやら気になる単語を聞き、おずおずと聞き返した。
BMG「魔力を、吸収・・・あの、それってまさか・・・」
ホルアクティ「性交、セックスです」
顔が青ざめた。これまで散々犯されてきた相手と、また体を重ねなければいけない。それも今や正体の解ってしまった調教神と。
ホルアクティ「こればかりはあなた自身で、決着をつけなければならないのです。酷な提案なのは解っています・・・ですが私はあなたを救いたいのです」
BMGはホルアクティの光の慈愛に、希望を託すことを心に決めた。
BMG「わかりました。私やってみます!せっかく与えられた希望、無駄にはしません!」
あなたならきっと出来ますよ。ホルアクティはそういって微笑むと
ホルアクティ「私からあなたに2つの魔法を授けます。1つは相手の魔力を吸収する魔法。もう1つは、望まぬ相手との性交の苦しみを少しでもやわらげる魔法です」
ホルアクティ「最後に、私の存在は、歴代のファラオしか知らぬ事です。闇の者達は、私の存在を知る術も、感じることも出来ないでしょう。ですので、あなたにかけられた魔法が知られることはありません。安心してください。BMG、またここで会えることを楽しみにしていますよ。あなたに、光の加護があらんことを」
BMG「ホルアクティ様、ありがとうございます!私、頑張ります!また、この場所で・・・」
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BMG「う・・・う〜ん」
いつの間にか自分は眠ってしまったようだ。なんだか夢を、とても大切な夢を見ていたような・・・
徐々に意識が覚醒し、重いまぶたをあけると、目の前に
調教神「母上?失神するほど気持ちよかったの?」
BMG「!?きゃあっ!」
とっさに悲鳴を上げてしまってから気付く、自分の失態に。
調教神「どうしたんだい?母上、悲鳴なんか上げて・・・」
調教神が驚いたような笑みを浮かべ訊いてくる。BMGは落ち着こうとするが、言葉が出てこない。
BMG「えっと・・・その・・・」
だんだんと思いだしてきた。ホルアクティとの会話。せっかく与えられたチャンス、希望を無駄にしたくない!そんな中ひとつの考えが浮かんできた。
BMG「あの、ごめんなさい。突然悲鳴なんか上げて。その・・・ちょっと昔の夢を見ていたの」
調教神「昔の夢・・・」
調教神はすぐに理解した。BMGはMTによって調教されていた頃の夢を見ていたのだと。
調教神「そっか、ごめんね、母上。そうだよね、オレを見ているとあいつにされた酷い事を思い出すよね」
わざとらしく肩を落とす調教神を見て、背筋がぞっとするのを必死でこらえてBMGは続けた。
BMG「いえ、ちがうの!そうじゃ・・・なくて。えっと・・・たしかに以前は、好きでもない相手に無理やり犯されて、せ、セックスされるのは、嫌だったけれど・・・今、思い返してみると・・・口では嫌だ、嫌だと抵抗しても、その・・・内心では、ちょ、調教されるのが・・・き、気持ちよかったなって、思うの」
調教神「え?」(こいつ、今なんて言った!?)