ホルアクティ「目覚めましたか？BMG」

BMG「ホルアクティ様」

光の創造神ホルアクティ。慈愛の光に包まれたその姿に、姿勢を正し、頭を下げるBMG。

ホルアクティ「貴方の優しさ、貴方の純粋さ、強大な闇の力の前にも、貴方はそれを失わなかった・・・・・優しさという強さを、私は貴方から教わりました」

光の創造神たるホルアクティにそう言われ、恐縮し、頭を下げるBMG

BMG「あ、ありがとうございます。ホルアクティ様・・・・・・でも、私にあんな魔法をかけなくても・・・・・もっと違った方法はなかったんですか？」

顔を赤く染め恥じらい、親しみを込めた言葉づかいで話すBMG。
ホルアクティは慈愛に満ちた笑顔で謝り。二人は微笑んだ。

ホルアクティ「人は、闇に囚われてはなりません・・・・・そして、貴方には帰る場所がある」

BMGの前に光の扉が現れた。その扉の中には暖かな光が、それはどこか懐かしく・・・・・

ホルアクティ「思い出しませんか？その光の中に、貴方を待っている、大切な人がいるはずです」

光に包まれ、想いが溢れる。心が温かくなる。私の大切な、私の大好きな

BMG「お師匠様！」

ホルアクティ「さあ、いきなさい」

BMGは駆け出す。光の中へ、大切な場所へ

BMG「ありがとうございます！ホルアクティ様！ありがとう！・・・・・・」

そして、BMGは光の中に消えていった・・・・・・

BMGが消え、静寂が戻り、虚空を見つめる光の創造神、ホルアクティ。

慈愛に満ちた眼差しで虚空を見つめると、そこにはいくつもの光の窓が現れる。

そして言葉を紡いだ。

ホルアクティ「人は闇に囚われてはなりません。人には帰る場所があり、それは光に満ちた世界でなければいけません・・・・・・あなたたちは、どう生きるのですか？」

ホルアクティは、慈愛と光に満ちた眼差しで、
　
こちらを見詰めた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　α世界線　完結