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小さな白い恋人(ローゼンメイデン)
官能リレー小説 - 二次創作

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小さな白い恋人(ローゼンメイデン) 2

「マスター、辛いことがありましたのね?」
「ああなんでもないよ、心配しなくても・・・」
「マスターごめんなさい、貴方が口にしなくても私にはわかってしまうのです」
そう言って彼女は自分の指輪を見せる。ローゼンメイデンは契約者の心がある程度読める。
彼女はすでに忘年会で何が起こったかを読み取ったようだ。
「彼女は、想っていた人?」
少し悲しそうな顔をしながら聞いてくる。
「え・・・あ・・・いや!そんな・・・これはべつに・・・」
「マスター、もしお辛いことがあれば私があなたの捌け口になります、どうか悩んだりしないで・・・」
ジュンの手を取り、頬をすりよせる雪華綺晶。
「ああ、ありがとう雪華綺晶」
ジュンも彼女を優しく抱きしめた。
ジュンと雪華綺晶には体格差があるため、必然的に彼が触れる部位は多くなる。そしていま彼の片手は雪華綺晶の太ももに添えられていたのだ。その感触に気付いた瞬間、ジュンは己の中から得体のしれない感情が込み上げられてくるのを感じた。
「はあ・・・はあ・・・」
段々息が荒くなるジュン。
「どうなさいましたの?」
異変に気付いた雪華綺晶が顔を上げた。
「マスター?具合が悪そうですわ、早くお休みになって・・・」
「なあ雪華綺晶・・・」
不意にジュンは口を開いた。
「お前は僕のこと・・・、好きかな?」
予想外の質問に一瞬戸惑う雪華綺晶。
「マスター?え・・・ええ、好きよ」
「それじゃあ、僕のこと許してくれる?」
「一体何を・・・きゃっ!!」
ジュンは雪華綺晶を押し倒した。無論彼女を傷つけないよう、敷いてあった座布団の上に優しく寝かせるような形ではあったが・・・。
「ますた・・ジュン!一体何を・・・」
「ごめん雪華綺晶、僕を慰めてほしいんだ!」
覆いかぶさりながら自分の思いを吐露するジュン。
「ジュン?でもあなたは人間で、私はお人形ですわ、それでも・・・」
「一向に構わない、僕もお前が好きなんだ、ただそれも前とは違う意味で・・・今はお前のことも一人の女の子として見るようになったのかもしれない」
「ジュン・・・」
「さすがに軽蔑しただろ?結局は自分の欲求を満たしたいだけなんだろうしさ」
自虐的にそう言った。そんな彼の頬に手を伸ばし優しく撫でる雪華綺晶。
「貴方がお望みであるなら、私は喜んで捌け口になって差し上げますわ」
微笑む雪華綺晶。
その上品なドレスに手を掛けるジュン。
「優しくするから・・・な?」
生地を傷めぬよう、丁寧に脱がしていく。下着とブーツだけの姿になる雪華綺晶。剥き出しになった乳房は意外とふくよかだった。
「触っていい・・・?」
こくりと頷く雪華綺晶。ジュンは二つある膨らみの一つにそっと触れる。
「ん・・・」
ビクンと体を震わす雪華綺晶。彼女の肌はまるで氷のように冷たかった。
ジュンはもう片方の手を伸ばし、彼女の胸を包み込んだ。
そのままゆっくり回すように揉み始める。
「はあ・・・あ・・・」
雪華綺晶の吐息がだんだん激しくなってきた。

「ジュン!」
仰向けのまま彼女は手を伸ばし、ジュンの頭を引き寄せた。
「な・・!?」
「ジュン、キスして・・・」
静かに言う雪華綺晶。
ジュンは恐る恐る雪華綺晶の顔に自分の顔を近づけていく。やがて二人の唇が重なった。
「んん・・・」
暫く、互いの舌を絡め合わす濃厚なキスが続いた。
ようやく口を離すと、二人の唇には唾液によって糸が引かれていた。
「下も・・・いいかな?」
「・・・ええ」
雪華綺晶の下着に手を掛けるジュン。そのまま尻を包み込むように持ち上げると、するすると下着を脱がしていく。
膝辺りまで下ろすと、彼女の下腹部のほうを見た。
「(生えて…ないんだ)」

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