蒼海の戦乙女たち
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その時だった。 「待って!!」 エスメラルダが現れたのだ。 何故か先程とは打って変わって青い顔をしている。 「…な…何だよ…?」 「大変よ!潮に流されて浅瀬の方に近付いてるわ!だけどこの嵐で誰もそれに気付いてないのよ!」 「あ…浅瀬って…じゃあ、このままじゃ座礁しちゃうって事かい!?」 「それで済めば良いけど…その浅瀬ってのがクセモノなの!海面下に無数の鋭い岩礁が突き出てる超危険地帯よ!最悪、船底を破損して浸水、転覆、沈没するかも知れないわ!この大嵐の中でそんな事になったら、あなた達もどうなるか解るわよね!?」 「…っ!!!!」 アルフレッドの脳裏に一つの言葉が浮かんだ。 “死”だ。 「…あ…あぁ…っ!!?」 ここが自分の死に場所になるかも知れない…そう思うと激しく動揺した。 心臓が早鐘のように鼓動を刻み、頭の中が真っ白になり何も考えられなくなる。 先ほど水兵の死を目の当たりにした時よりも強く大きな衝撃。 当然だ。 こちらは自分自身に突き付けられた“死”だ。 しかも何の前触れも無く突然に…。
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