蒼海の戦乙女たち
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その後、彼は医務室へと運ばれた。 軍医のスペランカーはアルフレッドの全身を診察してから告げた。 「…うん、特に大した怪我も無いし、大丈夫だ。しかし良く避けられたなぁ…真上だろう?普通は気付けないよ」 「…ぼ…僕の…」 それまで黙っていたアルフレッドが絞り出すように口を開いた。 「…ん?何だ?どうした?」 「…僕の意思じゃなかったんです!!僕は全然気付かなかったし、もし気付いても避けようとは思いませんでした!!エスメラルダが下がれって言うから…!!僕は訳も解らずに…!!」 「ふむ…なるほど…何を言ってるのかは良く解らんが、あまり自分を責めるのは止したまえ。君が彼を突き落とした訳でもマストに登るよう命じた訳でもない。…運が悪かったんだ。もし避けてなかったら君も死んでいただろう…。人が死ぬのを見たのは初めてかね?」 「はい…」 力無くうなずくアルフレッド。 スペランカーは言った。 「確かに最初はショックだろうが、軍に身を置いていれば、いずれ慣れるさ。哀しい事だがね…。まあ、今の君に必要なのは充分な休息だな。睡眠薬を出してあげるから部屋に戻って休んでいなさい」 「はあ…」
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