蒼海の戦乙女たち
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だがアルフレッド本人はこの航海が実に楽しみだった。 (フヨウ国…いつか行ってみたいと思っていた憧れの地に実際に行ける日が来るなんて、思ってもいなかったよ) 彼は沸き立つ高揚感に胸を踊らせ、希望を抱いて旅立った… …が、出航直後に激しく後悔する事になる。 「うげえぇぇ〜〜っ!!」 外洋に出た途端、さっそく彼の船酔い体質が本領を発揮し始めたのだ。 「あの士官見習い、大丈夫なのか…?」 「フヨウまで持つかなぁ…」 手すりにすがりついて昼食のカレーライスをリバースするアルフレッドを見て水兵達が小声で話し合っている。 「お…おい、そこの君達…」 「はっ!」 「も…申し訳ありません!准尉殿!」 水兵達は慌てて敬礼する。アルフレッドは今にも死にそうな弱々しい声で尋ねた。 「フヨウまで何週間くらいかかるの…?」 「はあ、ダフリカ廻り航路を行きますから、約10ヶ月程かと…」 「じゅ…10…ヶ月…」 「あ!准尉殿!?どうなさいました!?准尉殿ぉ!」 アルフレッドは甲板に倒れ込み、彼の意識は闇へと墜ちていった…。
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