いざ立て戦人よ
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ふと空を見上げると、立ち込める黒煙の合間から敵機が悠々と舞っているのが見えた…その姿はまるで自分達を嘲笑っているかのようだ。 無理も無い…こちらは対空砲で応戦している風も無く、戦闘機が飛び上がってもこのザマ…。 「チクショオオォォォォッ!!!!」 エルンは叫んだ。 目からは涙が溢れて来た。 彼は敵機に向かって叫んだ。 「降りて来いよぉ!!!自分達だけ安全な場所にいて僕達を殺そうって言うのかぁ!!!降りて来い!!!来いよぉ!!!」 エルンは声を限りに叫んだ。 聞こえる訳が無い…無駄だと解っていても、叫ばずにはいられなかった。 「ちくしょう…ちくしょう…僕達は打つ手無しなのか…ヤツラに一方的にやられるだけなのかよ…」 やがて叫び疲れたエルンは、さめざめと泣き始めた。 目の前で奪われていく命に対して何も出来ない…。 大切な人を守る事も出来ない…。 そんな己の無力さが、情けなくて、悔しくて、堪らなかった…。
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