蒼海の戦乙女たち
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彼は己の出自と旧ヴェルランド軍を憎み続け、それを忘れる為に学問に打ち込んだ。 今やローランド王国の一地方となったヴェルランドには、併合以降、一度も足を踏み入れていない…。 翌日、アルフレッドはヘインズマン教授の屋敷を訪ねた。 「アルフレッドか、良く来た」 「お久しぶりです!教授」 質素な屋敷にて、アルフレッドは偏屈顔の教授に敬礼する。 「教授、今回の派遣で使用されるのは旧式の帆船です」 「結構じゃないか…蒸気船など石炭と水が無ければ水に浮かぶカンオケに過ぎん。乗るのは確かエスメラルダ号だったな?」 「はい」 「レストラルダ号の末妹か…」 ヘインズマンはどこか懐かしげな表情を浮かべて言った。 「…ワシはあの時、ローランドの王都に向かう“彼女”の船上に居た…臣下や国民がローランドを選んだ事に絶望してな…酒を呑んで海に身を投げようとしたんじゃ…ところが目の前に若い女が浮いていてな…説教されたよ…彼女は『自分はレストラルダ号の精霊だ』と名乗った…綺麗な女だった…」 「…教授!それは…!?」 アルフレッドは驚いた。 まさかヘインズマンも“彼女たち”が見える体質だったとは…。
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