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龍の覚醒
官能リレー小説 - 同性愛♂

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龍の覚醒 38

「とにかく、おかしな形ではあるが真の目的は完了した。ロドクルーン、いや今は圓だったかな?君とはしばらく会うことはないだろう…」
一方的に話を畳まれ、俺達は怒りすらわいてこない。わかったのは隣の桃色の龍に複数の名前があるということぐらいだった。
「報酬は君のロッカーに入れたから確認をしておくように」
エレゴールはそれだけ言うとやはり一方的に出て行った。すぐに追ってみたが、姿が無い。煙になって消えたかのようだった。
「なんだったんだ、あいつ…」
そういう言葉しか出ない。
「俺は雇われただけでなにもわからない。とりあえず後でアジトに行ってみるしかないな、もう彼は雲隠れしていると思うが」
「あの白い獅子の命令をおかしいとは思わなかったのか?」
「潜入して外部に情報を漏らすという事しか言われてなかったんだ。まさか男達を発情させて龍になるという目的が主軸だとは…」
そういえばそうか、という感じだ。
あまりに目的が突飛すぎて、彼は作戦の中心でありながら違和感を覚える事すら出来なかったのだ。
「エレゴール様の意図がどうあれ、この姿はとても良いな。悪い事態にはならない気がする」
「同感だ、龍の肉体が悪事を引き起こすとは思えない。大体俺はその白い獅子の関与無く龍になったからな…」
「そうなのか?」
「ああ、毎晩巫女に高められある日小さな剣を枕元に置かれた。その剣の輝きが俺のココを無理矢理…!」
運命の出会い、あの強烈な勃起を思い出し鼓動が早くなる。
桃色の男はよく分からない様な顔をしている。そういえば、俺とは変化する流れが違うんだったな…。
話を再開する。

青い龍との遭遇を話しているうちに、鼓動が早まるだけでなく股間がうずき始める。
あの筋肉質な肉体にあの笑顔、そして雄汁を絞り取る尻…。興奮するなという方が無理がある。
我慢出来なくなった俺は、桃色の男の目も気にせず扱きあげる。
「こんなになるほど、その青い竜が好きなんだな…」
桃色の男が呟く。
桃の男の言うとおり俺のモノはまたも汁でドロドロになっていた。
手が止まらなかった。恥ずかしいのは分かっているのだが。
俺はもうやけになってきた。今更躊躇する関係でもあるまい。
手を速め、あの青い竜の男の名を呼んで見せる。
「水龍!」

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