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龍の覚醒
官能リレー小説 - 同性愛♂

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龍の覚醒 37

俺の竜の精を受けた男の肉体が桃色の竜人に変化していく。
男は変化に戸惑っているように見えた。今までこの姿になった事が無いのか?
しかし、恐れてはいない。どこか快楽を感じているように見える。
大量に射精しながら竜人と化していく男からモノを引き抜き、観察をする。
周りの男達が気絶していて良かった、ふとそう思う。
肌全体に龍の鱗を生やす男を見ると、やはり自分と同種だったのかと安堵し、嬉しくもなるの…
「お前…名前は?」
残精を絞り出すように肉竿を扱きながら、ずっと気になっていたことを聞く。
「うぅ…」
男は口を開き、俺の先端からボタボタと垂れ落ちる精液を受けていく…

ゴソッ…
その音にはっとした俺は、慌てて扉際に視線を向けた。

えっ?…
俺は自分の目を疑わずにはいられなかった。

扉から這うように出ていこうとする男は、全身に真っ白な毛を蓄え、まるで獅子人だった…

獅子の男が振り向く。
「まさか、雄の竜が2人も居るとはな。予測出来なかった」
「その声はエレゴール様…なぜ、獅子の姿に?」
獅子と化した知人の登場に桃色の竜の男は酷く混乱していた。無理も無い。
「そのエレゴールっていうのはどういう関係だ?」
「エレゴール様は俺にこの自衛隊基地に潜入を命じた方だ…元締めみたいな立場の人だ」
なるほどな、と思った。足元に砂が落ちていたのも名前がわからないのもこれで説明がつく。
だが、謎が更に増えている。その元締めがなぜ獅子の姿でここに来たのか。
「元からあんな姿なのか?」
俺が桃竜の男にした質問にエレゴールが自ら答える。
「覚醒があまりに強烈すぎてな、つい真の姿になってしまった」
そう言いながら屹立を揺らして見せる。複数回に渡る射精の痕跡が全身にこびりついていた。
気持ちよすぎてウッカリ変身が解けたのか…。なんだかちょっとコミカルな感じもしなくはない。
ちょっとだけ笑えてきたが我慢する。
桃竜の男がエレゴールに言う。
「俺達を龍にさせる為に潜入させたのですか?」
「達…というのは少し違う。本当は龍は1人と予測していた。だからこそ私自ら出向きもした」
桃色の男が覚醒をする事を知っていたような口調だ。まんまと狙い通りに覚醒をした男が返す。
「覚醒をさせてどうするのですか?」
「その辺りは言えないな、いくら部下であろうと」
俺はエレゴールが信用出来なかった。
邪悪なものがにじみ出ているというわけではない。それに俺達に似た獣人が悪人とは思いたくはない。
それでもエレゴールはどうも怪しく感じる。なにかを隠しているのが気に食わない。。
それに自衛隊の基地に侵入出来る能力も危険だ。

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