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龍の覚醒
官能リレー小説 - 同性愛♂

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龍の覚醒 35

風間の姿は俺達を取り囲んでモノを扱く男達の裏に隠れているようだった。見当たらない。
一旦風間を探す事を諦め、男の尻に集中をする。
不意に男の壁がどっとざわめき、うねった。
突然挿入が開始されたのだ。
いきなりの挿入の割に苦痛の声を漏らす者は居ない。ほぐして入れる、という事を覚えたようだ。
桃龍の男はいつしか激しく腰を降り始めていた。
俺の意識が他所に向いて責めが疎かになっているのに気付いたらしかった。
それならば、と思いきり突き入れるとそれだけで男は尻を震わせて床にしがみつく。そのまま失神すらもしそうなヒクつきだった。
男の腸内がうねり、俺は絶頂へと導かれつつある。
水龍と違う男とはいえ、筋肉質なので具合は良い…。油断していると暴発してしまうかも知れない。
俺は男に声をかけてみる。
「そろそろ出すぞ…」
その言葉に男の頭と竿がピクリとしたのがわかった。

俺の射精へと向かう激しい動きを、期待しているのだろうか?
それとも俺の子種を?…
疑心を持ちながらも、俺は腰の動きを速めていく。
俺の陰部と男の尻とがぶつかり合い、パンパンとした叩音がリズムを刻んだ。

「うぉぉぉぉーーー!!」
次第に全身の身体に力を込めていく男は、雄叫びと共に桃色に発光し始めた。

お前は…仲間なのか…?

会陰にある龍の刺青といい、俺自身を受け止められる身体といい、それは間違いない事実に思えた。

「お前は?……くっぁ!!」
真実を追求しようとした言葉は、痛いほどの男根への締め付けにより、途切れさせられてしまう。 

この絡み付くような強烈な締め付けはまさに龍だった。
ただ締まるのではなく、壁全体が力強く躍動する…。水龍でも感じた感触に俺の推測は確信へと変わる。
桃色の発光に高められたのか周囲で乱交していた男達も次々と絶頂を迎えていく。

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