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龍の覚醒
官能リレー小説 - 同性愛♂

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龍の覚醒 34

俺の叫びにより、周りに居た白や桃の竜はある程度の善悪の区別がつくようになったらしい。
生まれたばかりの竜に対して、少々ハードに叱りすぎたか?
ふとそんな事を思っていた時不意に桃竜の男が尻をつき出してきた。俺は男の後ろに回り込んでいたのでモノが擦られる。
「まさか…」
男の意識は桃竜の影響を受けている。そのせいか、俺の咆哮に服従の意思を示す行為のように見えた。
この男がこんなことをするとは…俺は桃龍が及ぼす力に感心してしまう。
今までずっとニヒルに構えていた男が、こうも肉欲に翻弄されるものかと驚きもする。
それは風間を始め、ここにいる総べての男たちに言えることだった。
同性である男の身体など興味も無かったであろう男たちが、白龍に誘われるままにその身体を求め合ったのだ…
俺は龍の底知れない力の凄さを再認識する。
自身に視線を落とすと、俺の意志とは関係なく既に男の尻の双丘を分入っていた…

俺もここにいる男たちと一緒か…
そう思うと、風間やその部下たちを惑わし、肉欲に翻弄するように仕向けたのはこの龍のような気がしてならなかった…
俺の中の赤い龍が、催眠を掛けるように男たちの意識に入り込み、桃色の龍や白龍を生み出すことでその欲望を満たしていったのか?
俺は疑問を感じながらも、その身体だけは男の中に向け、腰を迫り出していった。

俺の中には「水龍と巡り合わせてくれた赤い竜が欲望優先な事をするのだろうか」という思いもあった。
なにか他に大きな目的がある様な気がしてならない。
その大きな目的とやらに首を突っ込むかの如く、男に深々と打ち込む。咆哮にひるんでいた周りに居た者達も見せつけるかのように扱き始める。
それに応えるかの如く男は俺の肉棒を締め付けてきた…
「ぅ…」
思わず俺は声を漏らした…
と同時に疑問が湧く…生身の身体の男が龍になった俺に対応する?…
そんなことはありえない筈だった…
桃色龍に身を奪われていたとしても所詮は人間の身体…こんな形で龍を受けたりすれば、ただのマグロ状態になるしかないのが普通である…
ならば何故?………もしや?…
俺はふっと浮かんだ疑念のもと、男の身体を隈なく探す…
あっ!…
尻穴と双つの玉の間にある小さな痣ねようなもの…
目を凝らして見るとそれは、確かに龍の入れ墨だった…

俺や水龍の胸にあるのより色が薄く小さいが、確かに龍だった。この男も龍になりつつあるのだろうか。
ふと風間の様子が気になった。確か風間は男達の放った竜を尻に入れピクピクと痙攣していた。
男の肉体を責めながらも、辺りを見回す。

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