PiPi's World 投稿小説

龍の覚醒
官能リレー小説 - 同性愛♂

の最初へ
 24
 26
の最後へ

龍の覚醒 26

俺は、倒れている男達を見ながらそう言う。
男が竜に触れたから起こったのだろうか?

倒れている男達は非常に衰弱しており、気の毒だ…。こんな事態、暴力事件よりも厄介で悲惨だ。
彼等は俺を憎むだろうか?俺は罪悪感でいっぱいになった。
しかし、なんと弁解しどうやって責任をとれば良いのだか…。

だが、事態はおかしな方向に進展していく。
彼等の放った大量の雄汁が至るところでまとまり始める。膨張しているのか量も増えているようだった。
その塊は2人の前で無数の竜と化した。
その群れは倒れている男達に甘く絡み付いていく。雄の宴の始まりだった。

「な、何だよアレ…?」
「り、龍じゃないか……龍…」
「ま、まさか…」
男と風間が驚愕の声を上げる…
二人が驚くのも当然だ…諸悪の根源である俺だって、こんなこと信じられないのだから…
「ぅぅ…」
倒れた一人の男が意識を戻したようだった…
それを察知した白い龍が、剥き出しになった男根に食らい付く…
「うあああ!!……」
断末魔の雄叫びを上げる男ではあるが、その身体にはみるみるうちに元の屈強な筋肉が戻っていった…

「ど、どういうことだよ?…」
恐怖を感じているのか、風間は今だ俺の脚にしがみ着いていた…
「何か…パワーみたいなもんを…注入してんじゃないのか?…」
男の垂れ下がった男根は、さっきまでの姿が嘘だった如く、皮を被りガキのように小さく縮こまっている…
「…龍たちが…助けてくれているとでも言うのか?」
「ああ、見てみろよ…龍が段々に小さくなっていくに従って、アイツら、元の身体に戻っていくぞ…」
男の言うことが正しいとするならば、それをコントロールしているのは俺の龍なのか?…
俺の歎きを感じ取ったとでもいうのか…?
そんなこと…ある訳ない…
そういい聞かせても、それを全面的に否定は出来なかった…
こんな状況にありながら俺の男根は、一時として衰えることなく、天に向かい聳え勃っているのだ…

ぎゅるっ!
ズブッ!
ずるるぅ…
こうしてやり取りをしている間にも、そこらじゅうで雄の象徴に竜がまとわりついていく。
竜の口が亀頭を呑み込む度に誰かの悲鳴が上がり、体が逞しく戻る。
だが、体を戻しただけでは気が済まなかったらしい。
装着された竜は頭をゆっくりと前後させ、性感を与え始めた。

風間と謎の男は超常現象に圧倒され、俺にしがみついて動けないままだ。
龍に犯される男たちとは対照的に、2人の男根は小さく縮み、陰毛の中に埋没していた。
…男のモノって、こんなにも縮み上がるものか?と感心すらしてしまう…
それは逞しく筋肉を讃えた身体とはあまりにもアンバラスで、其所だけを見るとまるで性に目覚める前の子供のモノのようで、陰毛があるのが不思議に思える程だった。
それでも俺は、そんな男としてはコンプレックスとしか思えない2人の恥部を見たことで、心中に温かいものが流れ込むのを感じた。

両手を伸ばし、男と風間の男根を陰毛の中から摘み出し…ゆっくりと扱く…
「ぅえ?…」
「お、おい…」
驚き、恥じた表情を浮かべながら顔を赤らめる、男と風間…
普段、兄貴分として慕われる2人のことだ、こんなことはやりはしても、やられるのは始めてなのかもしれない…?
そう思うと、俺の頬は自然とニヤリと緩んだ。

SNSでこの小説を紹介

同性愛♂の他のリレー小説

こちらから小説を探す