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龍の覚醒
官能リレー小説 - 同性愛♂

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龍の覚醒 12

あれ程の多量を放出したにも関わらず、俺と水龍の物は再び芯を取り戻し、腹にぴったりと貼り付く程に聳え勃っていた。
それは眩いばかりに発光する巨大な剣と大型ナイフの為せる業なのか?
それとも石畳に突如現れた、もう1つの武器のせいなのか?それは俺には分からなかった。
しかし俺と水龍の勃起が、そして2人から放たれた透明な粘着液が、何らかの作用をもたらしたのに違いなかった。
現に、水龍に物を合わせただけで互いの物は瞬く間に勃起し、透明な液をぶっ放した瞬間に、あれ程あった股間の痛みは消えたのだ。
もしかしたら、この巨大な剣と大型ナイフ、それにこの魅惑的な立派な武器が意志を持って俺と水龍の勃起を促し、透明な液を欲したのだろうか?

俺はそんな疑念を抱きながら石畳に鎮座する立派な武器に歩みを進める。
「くぅっ!」
と、突然に腰に電流が走り、意志に反して白濁の液が弧を描くようにして亀頭先端より飛翔した。

それは射精し過ぎた為に、粘りを持たない水のような精液が、武器の表面を流れて落ちていく。
「ああぁ!!」
一時遅れて水龍も苦痛とも思える声と共に精を放った。
その声からして、水龍とて意に反しての射精だったことが分かる。

そんな中で、俺と水龍の精液を浴びた武器が輝きを増していくのが分かった。
それは次第に眩しいほどに発光し始め、石畳には俺と水龍の身体の影がくっきりと浮かび上がるほどだった。
俺と水龍がその目が潰れそうな光りに立ち向かうかのごとく、互いの背を取り合い、その武器に手を伸ばす。
「うぁあああああ!!!!!!!!」
「くぅぅぅぅぅぅああ!!!!!!」
武器に触れた瞬間に俺と水龍は断末魔の叫び声を上げていた。
手先から強烈な痺れが身体中を駈け巡り、それが肉竿に向かい集中していた。

飛びかける意識。
ふと夢の中の女が浮かぶ。
彼女は俺の中にある竜を呼び起こす為に毎晩俺を射精させたのでは…。そんな結論にたどり着く。
そして精がある程度高まった時に俺の枕元に小さな剣を置いた。
見事その剣は俺をこの石畳の空間へと呼び寄せた。
だが極度に活性化した精は俺とつがいとなるもう1人の竜、水龍をも呼び寄せた…!
俺の推測は更に続く。
覚醒した者同士が愛し合い、精と精がミックスされたから新たな武器が生まれたのではないか?
多分これは、俺を覚醒させる為に毎晩交わった巫女すらも想定していないことだろう。
俺はほとんど気絶しそうになりながらも、苦しそうな水龍にどうにかこの推測を伝えた。
水龍の物が震え、喜んでいるのがわかった。股間に快感が集中していく…。
起こりうるこの総てが偶然では無く必然だとしたならば、この武器を手にするのも俺たち意外にはあり得ないのだ…そう俺は確信した。
消えそうな意識を懸命に奮い立たせ、手に触れた武器を握り締める。
「ぐぅあああ!!」
更なる刺激が股間に襲いかかり、俺は今にも武器を放り出し、崩れ落ちそうになる。
そんな俺を助けるように、水龍が背後から抱き締める。
「火龍!俺がお前を支える!!」
「ぇ?!!ぅぁぁぁぁぁああああ!!」
水龍の熱い昂りが俺の後孔を一気に貫き、俺は武器を力いっぱいに握り締めていた。

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