勇者の子孫
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No.26
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ようやく忘れていた武器を取り戻したヘニングは、衛兵に子孫達の行方を聞いたのだが……。 「子孫? もうみんな出発したぞ?」 衛兵はさも当然のよう言い放つ。 「――ッ!!??」 ヘニングはその場に項垂れた。 (これ……一人一人探し出すしかないじゃねえか……) メンドクサイ。実にメンドクサイ。 しかしながら、そうなってしまったのは偏に呑気に体を清めて服を着替えていたせいであって……ヘニングは、自らの癖を恨む他なかった。 うかうかしていたら、彼の探す人物がどこに行ったのか分からなくなってしまうかもしれない。 こうしちゃいられないと、ヘニングは出発の準備を進めた。 早く追いかければある程度なら追い付けるだろう。急ぎ城下町を歩き回り、必要な物品を購入していく。 すると、そんな彼の耳に少女の声が聞こえた。 「――……父を知りませんか? 勇者の子孫の一人なんです」 (父……?) ヘニングが声の方を見ると、マントを頭から被った人物が通行人の業者や兵士にそう声をかけ続けていた。 (……もしかして……) その少女に心当たりのあるヘニングは、静かに彼女の方へ足を向けた。
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