「大学進学、考えてるんだよね」
「はい」
「推薦とかは考えてないの?」
「いや、まったく…俺の実力でとれるかなんて思ってもなかったんで」
みなみ先生は柔らかな微笑みを絶やさず、俺に接する。本当に可愛い先生だ。
「大学でも野球続けるの?」
「今は、全然考えてないっすね…」
「まあ、今のまま頑張れば一般入試でも合格に届くと思うから、それまで維持していってね」
「はい」
みなみ先生が何かをノートにメモして、パタンと閉じる。
面談は終了か。窓の外は夕暮れだ。
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