バニッシュ!!
官能リレー小説 -
その他
この作品は官能小説です。
18歳未満の方は閲覧禁止です。またアダルトコンテンツを不快に思う方はご遠慮ください。
書き出し
夜の帳がすっかりと落ちた街。
人影も殆ど無く静まり返った街を一人の少年が疾走していた。
歳の頃は10代前半。
必死で走るその様は、鍛錬とか修行とかそう言うものでない。
むしろそこから遠いようなひ弱な少年だ。
何かから逃げていると言う表現の方が合うだろう。
公園らしき場所で息を切らして立ち止まり、不安そうな表情で周囲を見渡す。
「だから、逃げられねえって」
その声に少年はビクッと震えながら周囲をみる。
そして、その視線が上空で止まり恐怖に見開かれる。
そう、それは上空にいた。
人の形に似ているが、人とは全く違った異形・・・
紫の肌に頭には角。
そして背中にはコウモリのような羽根。
悪魔と言う表現がしっくりくる姿だ。
「逃げても無駄だから、その旨そうな魂を置いていきな」
まるで仔ウサギを追い詰めて狩るが如く、その悪魔はニヤリと笑う。
遊んでいるのだ。
少年に絶望を与える為に。
人影も殆ど無く静まり返った街を一人の少年が疾走していた。
歳の頃は10代前半。
必死で走るその様は、鍛錬とか修行とかそう言うものでない。
むしろそこから遠いようなひ弱な少年だ。
何かから逃げていると言う表現の方が合うだろう。
公園らしき場所で息を切らして立ち止まり、不安そうな表情で周囲を見渡す。
「だから、逃げられねえって」
その声に少年はビクッと震えながら周囲をみる。
そして、その視線が上空で止まり恐怖に見開かれる。
そう、それは上空にいた。
人の形に似ているが、人とは全く違った異形・・・
紫の肌に頭には角。
そして背中にはコウモリのような羽根。
悪魔と言う表現がしっくりくる姿だ。
「逃げても無駄だから、その旨そうな魂を置いていきな」
まるで仔ウサギを追い詰めて狩るが如く、その悪魔はニヤリと笑う。
遊んでいるのだ。
少年に絶望を与える為に。