陰核治療
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「先生、友梨さん失神しました。」「どの位耐えられた?」「2分19秒です。」医師は治療器具のスイッチを切った。 「ん、ん〜」目を覚ました時、友梨はベッドの上にいた。きちんと病院着を着せられて、暖かい毛布がかけられている。体も拘束されてはいない。部屋には誰もおらず友梨一人だった。あの地獄のような治療は夢だったのではと思ったが、ヒリヒリと痛む陰核が、あれは紛れもない現実だったのだということを証明していた。
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