栞の手記
-削除/修正-
処理を選択してください
No.10
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗裕
本文
すると途端、 誰も座っていない向かいの固い茶椅子に目をやった瞬間、 栞の足が強張った。 右の太腿と左の太腿が まるで接着剤で止められたようにくっ付き、 足の五本の指が痺れたように感じた。 そして、太腿から足の付け根のあたりに、 何か電流のような感じが走って、そして、 根元が熱く火照ってきた。 「あの」光景、「あの」音が、「あの」感じが、 それがリアルの解像度で、まざまざと、見えた。 熱くなった。 怖いのに、欲していた。 リアルだった。何でもないリアルだった。 どうして、あの人は… どうして、あの人は… どうして、裕様は… 「ご注文は何にしますか?」 はっとした。 見えるのは、先ほどの店員で、 聞こえるのは、3人の男の話声。 そして、栞は何も感じていなかった。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
SM
>
栞の手記
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説