投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

続・聖夜
【その他 官能小説】

続・聖夜の最初へ 続・聖夜 18 続・聖夜 20 続・聖夜の最後へ

続・聖夜(後編)-10

生きていくことの中で、ほんとうにささやかな愛を拾いあげ、育み、苦しみ抜きながらも、その
愛に向かって、どこまでも歩き続けることこそが、神がほんとうに求める、ゆるぎのない、かけ
がえのない永遠の愛であることに気がついたような気がします。

それこそが、神が私に示された愛の意味なのだと、私は頬にあふれ出る涙とともに、神への感謝
の祈りを捧げました。


私の愛する娘よ…

どうか、父親として、私があなたに何もできなかったことを赦してください。

ただ、私は麗子さんを今でも愛し続けていることだけを、最後にあなたに伝えたいと思います…。




「…神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
  独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである… 」
 (ヨハネによる福音書 第三章十六節より)


続・聖夜の最初へ 続・聖夜 18 続・聖夜 20 続・聖夜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前