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ライブチャットの若妻 酒井由紀
【若奥さん 官能小説】

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第1章 秘密-2

画面の下の紹介メッセージに目を向けると、そこにはこう書かれてあった。
「酒井由紀 28歳 身長:160cm スリーサイズ:85D・58・86普段は真面目な普通の主婦です。でも、主人との夜の営みに満足できずに登録しました。少しMなので、優しく虐められると弱いです」

(おほおぉぉっっ〜〜!!28歳の人妻で、こんなに清楚で大人しそうなのに、欲求不満で、しかもMかよ……)
和夫にとってど真ん中のストライクだった。和夫は、迷うことなく画面の入室ボタンをクリックし、マイクを装着した……。



由紀は口元から下、正座した姿が写るようにカメラの角度を調整し、男性会員が入室してくるのを待っていた。誰が見ているか分からないのでさすがに顔を出す勇気はない。しかし、大半の女性会員は顔出しをしていないようなので、特に不都合はなかった。

ピンポ〜ン……
程なくして、入室を知らせる音が鳴った。男性会員が入室してきたのだ。いつものことだが、この瞬間はドキッとしてしまう。

「こんにちは〜」
イヤホンから男性の声が流れてきた。
「こんにちは」
由紀も笑みを浮かべながら挨拶を返し、男性のプロフィールに視線を移す。
石田和夫、42歳。カメラは無し。
音声だけのようだ。カメラ無しの男性会員が多いから特に気にならない。それよりも由紀の気を引いたのは和夫の年齢だった。40代・・・これまでの経験上、同年代や年下よりこれ位の年代の方が遊び馴れて上手な人が多いことから、由紀は密かに期待を高めていた……。



「こんにちは……」
和夫のイヤホンに由紀の声が流れてきた。
可愛らしさの中に落ち着きを感じさせる声、画面に映る口元の笑み、それだけで和夫は欲情してしまう。しかも、陽の高いこの時間から卑猥なことをするのだと思うと股間が固くなってしまう。

「初めまして、よろしくねぇ」
和夫の方はマイクだけだ。自分の顔や体を映しても嫌われるだけだからカメラは使わない。普通の感じを出すよう努めながら会話を進める。
「はい。初めまして、よろしくお願いします」
由紀が返してきた。和夫にとってリアルではこんな清楚な若妻との会話などありえない。だから、こういうサイトはいいのだ。



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