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Angel and Devil
【ファンタジー その他小説】

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Angel and Devil-6

〜第5章〜
守ための力

「力をつけるたって、どうやるんだよ」
「神器を集めましょう、神器は全部で7つあるのそのうち1つは私が持ってる、あとの3つはカーゼン・タークの元にあるわ、だから残りの神器を集めるの」
「桜は神器を持ってるのか?」
「えぇ私のはこれよ」
そう言うと白い光りの中から一本の剣が現れた。その剣は刃渡り1mほどの白銀の刃で桜には少し大きく見えた、それは剣が放つオーラのせいかもしれない。
「『聖剣エルクレイム』全てを浄化する私の神器よ。神器は持つ者によって形状や性質が変わるのよ。ある程度形は決まってるようだけどね」
「そうなのか…他の神器は、どこにあるのかわかんのか?」
「いいえ、場所はわからない、だから探すのよ。あっ。あとであなたのおじいさんの家に行くわよなにかあるかもしれから」
「あぁ…わかったよ」
こうして俺たちはじいちゃんの家に向かった…
「ここだよ。もう何年も来てないからなぁ、なんか懐かしいや」俺はずっとじいちゃんに育てられたんだけどじいちゃんが死んじゃてからは親戚の家をたらい回しにされて、高校に入ってからはずっと一人暮しだったからここにくるのは久しぶりだった。
「埃だらけだな…なぁ、なんにもないだろう?」
「これ……この紋様前からあったの?」
「いや、始めてみるこんなのなかったなぁ」
それは円のなかに炎のと斧のようなものが描かれた紋様だった。
「きっとあなたが覚醒したから紋様が浮き出てきたのね。ちょっとこれに触ってみてよ」
「あぁ」俺は紋様に手を触れようとした時じいちゃんの顔が頭に浮かんだよな気がした。紋様はまるで俺たちを待っていたかなのように黒く光っていた。
「じゃあいくぞ」
俺が紋様に手を触れた瞬間、辺りが真っ暗になった。
「なんだここは?」
そこは俺のまったく知らない空間だった。
「ねぇあれ?あそこになにかあるわ」
桜が指差した所には紋様と同じ斧が地面に突き刺さっていた。
「これは、神器か?」
俺は斧を地面から抜いた。俺が触れた瞬間斧は2mほどの巨大な黒い刃に血のような赤いトライバルの入った斧に変わった。その姿はまるで地獄の象徴のようだった。
「『魔斧ディアブロス』」
俺はまた知らない言葉が頭に流れきた。
「どうやらあなたを主に選んだみたいね」
「これが神器すごい力だ……」
俺がディアブロスを握る力を弱めるとディアブロスは闇になり俺の手の中から消えた。
「これであなたもまともに戦えるわね。今日もう戻りましょう」
「あぁ……」
神器…すごい力だった神の器というだけのことはある……。


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