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お嬢様?麗子
【学園物 官能小説】

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エセお嬢様の帰り道-3

「はぁ…はぁ…はぁ…」
五分くらい走り続けた所でわたくしは自分の胸を押さえ、後ろを振り返りました。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
静まり返った周囲に響くのはわたくしの息遣いだけです。
変質者さんは追っては来ていないようです。
息なんかはとっくに上がっているわたくし…ゆっくりと走る速度を落として。
それでも立ち止まる事はできないので早足で歩き続けました。
心臓の鼓動はまる早鐘のようにドキドキとわたくしの体内に響き渡っております。
このドキドキは…。
急に走ったと言う事もありますが。
何よりも直接タッチの変質者には生まれて初めて出会った事による物でした。
下着泥棒さんの卑猥な行為に晒され、それに慣れっこにんっていると心の何処かで油断していたわたくし。

しかし直接、触られる変質者さんの行為は…。
わたくしの想像を遥かに上回る物でした。

一瞬で身体中が痺れたわたくし。
その痺れは今もまだお乳やお尻に残っております。
もし…あのまま触られ続けたら。
本当にゾッとするような思いでした。


暫く早足で歩き続けた時です。
ドキドキと身体の痺れも大分落ち着いてまいりました。
ただ、遊歩道の距離で言ったらまだ三分の二も来てはいないとは思いますが。

前方から此方に向かってくる人影を視界に捉え。
わたくしは極度の緊張に身構えるように全身を凍らせました。
絶対に別の変質者さんだ。
そう決めてかかったわたくしですが…それは一瞬でした。

前からくる男の人が二人連れだった為です。

勝手な思い込みかもしれませんが。
わたくしの頭の中では変質者さんは単独行動を取る物でした。

そして二人連れの男の人たちとの距離がどんどんと縮まり。
すれ違って数秒後。
それがやはり勝手な思い込みである事を痛感致しました。

「なっ!なんですかぁ!」
驚きの声を悲鳴のように上げるわたくし。
背後からわたくしのスカートがバサッと捲り上げられらたのです。
「ちょ!ちょっと離して下さい!」
わたくしはウエストまで捲れ上がったスカートの裾を直そう藻掻きますが…。

わたくしのスカートを捲り上げている男の人はそれを許しません。


「えぇ!?な…にを!!」

もうひとりの男の人が正面から…。
なんとスカートを捲られたわたくしの姿をハンディカムで撮影しているのです。
スカートの中のガードルに包まれたわたくしのムッチリとした下腹部。
その下腹部を舐め回すように撮影しているのです。

「やっ!お止めに…あぁ…いやっ!」
両足をジタバタとさせたり、腰を引いて上半身を倒したりと抵抗を続けるわたくし。
まさか…スカートを捲り上げられて。
その様子を撮影されてしまうなどとは…夢にも思っていませんでした。
ただ…その恥ずかしさと言ったら。
たかがスカートめくりと思えない程の恥ずかしさです。
しかもわたくしのスカートを捲り上げている男の人は…。
しっかりとスカートの裾を押さえたまま、わたくしのガードルをも下ろそうとしてきました。


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