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裏口入学
【その他 官能小説】

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裏口入学-2

小百合とうまく行かない昭夫は民子の太股を満開にした。

民子はがっかりした。全く下手糞なのである。民子は経産婦なので一応昭夫を捕らえはしたものの。

これでは小百合が嫌がるのも無理は無い。昭夫は仕事一筋に来たとはいえ。

それでも民子は我慢した。

民子は飲み屋で知り合ったホスト養成塾長が開講している女体入門講座に50万円支払って昭夫を入れた。

塾では、性病等の健康診断、女性心理学、女体の欲望、接し方、抱き方等、接する前の爪切り、鼻毛切り

口臭、体臭の除き方等から始まる女性に好かれるための講義や実地が教育される。

最後の卒業試験は塾長を抱いて塾長が気持ちがよければ卒業となる。

ところが、昭夫は幾度も追試験で70歳の塾長を抱いた。

民子は、「まだ卒業できないですか。」と塾長に聞いた。

塾長は謝った。昭夫さんとてもお上手になったし、それに太くて、硬くて気持ちが良くて何回もしたくなったので試験に落としてごめんなさい。受講料20万円返しますから。

一度警察が聞きに来たのよ。売春だって。夫婦仲の良くない警察官を無料で招待したら夫婦仲がうまくいったそうなので、調査はしないことにしたとか。

民子さんは、あんないい男捕まえて羨ましいのよ。こんな仕事していても。

卒業証書というのしをつけて昭夫さんをお返しします。

あの人は自動車の運転や整備の経験一筋だったからやむを得ないのよ。

仕事がしっかりしている方だから、女体の扱いもしっかり勉強したから大丈夫なのよ。

ご安心して下さい。

それから、不器用だった昭夫は民子を楽器のように扱い可愛い音色が民子の口から出るようになった。

民子と昭夫の体の中心部の結び付きは、生まれも、育ちも違う家庭に育った個性差が婿姑の間で不満や愚痴を解消した。

 いよいよ二人の間に子供が出来た。

 出産1ヶ月前、昭夫は民子の要請で小百合と離婚届けを出した。

 二人は結婚式を挙げ、晴れて夫婦になった。

 民子は小百合に優しい笑顔を見せた。

 幼稚園の迎えに来てくれた他所の母親が子供を迎える笑顔に似ていた。

 民子は好きで理事長と結婚したのではなかったので、幼稚園の迎えもなんとなく顔が引きずっていたのです。

 これが本当のお母さんの笑顔だと、いまさら小百合は思った。

 父山田川昭夫、母秋口民子、子秋口信一で入籍した。

 父親認知では子供がかわいそうなので、出産時夫婦になったのである。

 束の間の夫婦なのである。その分貴重で愛も密度も最高だった。


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