ドS彼氏とドS→ドM彼女2-2
………
店員「お買い上げありがとうございっしたー」
思わず終わったと思ってほっとして大きめに一歩踏み出した、そのときだった。
クンッ…
「ふぁっあっ…!?」
クリトリスを挟むように繋がれた縄がいきなり後方へ引かれ、ビクリと体が波打ち、その場に崩れ落ちる。
ガクガクと快楽に震える膝を押さえつけて後ろを勢いよく振り返る。
そこにはサラリーマンっぽい客がただびっくりしたような顔をして立っていた。
「…!?」
しかし私はあるものを見て絶句した。
それは私の秘部に繋がる縄がいつの間にか垂れていたことだった。
それをあの客が踏んでいて、私はそれを知らずにいつもより大股で歩いたせいでクリトリスがいきなり強く擦れたということだった。
店員「お客様大丈夫ですか!?」
あわてて駆け寄ってきた店員さんがへたりこんだままの私の右手を引いて立ち上がらせようとした。
「あぁっ…ん…!」
いきなり引かれたものだから、つい感じてしまって中腰のまま腰から脱力する。
店員「お客様っ!?」
そんな私を店員さんは抱き締めるように受け止めてくれた。
私は一人で歩こうと、足に力を入れるが、フラフラと体が揺れる。
客は巻き込まれないようにさっさと帰ってしまったようだ。
店員「いったんスタッフルームで落ち着きましょう!」
私より慌てた様子で店員さんは私をスタッフルームへ引っ張っていく。
その時、家ではカルオはベッドの上で待っていた。
「…遅いな。
まぁ、コーヒーでも飲むか。」
彼は台所に向かった。
カチッ
そのときに、ベッドから滑り落ちたリモコンのスイッチが変わったことに、気付かずに。