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不妊外来へようこそ
【女性向け 官能小説】

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不妊外来へようこそ-2

「その彼とのセックスで、ちゃんとイケてる?」

「えっ!?…それも答えなきゃいけないんですか?」

「最近増えてるんですよー、男性の自己満足的なセックスによって女性の快感が損なわれてるケース。女性がイケないと、妊娠の可能性もグッと下がるんだよね。」

「彼とのセックスは…毎回ちゃんとイってます。」

「んー、それは外で?中で?」

「はいっ!?」

「つまり、クリトリスでイくのか、膣内でイくのかってこと。」

「〜っ、…クリの方です。」

「なるほどなるほどー」

なるほどーというのはどうやら口癖のようなものらしく、そうつぶやきながらカルテに事細かに記入していく。

「中でイったことは?」

「実は…ありません。…」

「彼の指でも?挿入でも?」

「…はい。」

「なるほどねー、それが問題かもしれないなぁ…」


腕組みをしながらちょっと考える仕草をみせた。

「うん、オッケー、分かりました。じゃあ処置室へ行こうか。君すぐに妊娠できるようになるかもよ。」

そう言うと彼は私を処置室へ案内した。
そこは処置室と言っても、さながら手術室のようだった。

寝台の上には、患者を照らす大きなライトもあった。

「じゃあ、あそこの仕切りんトコでこれに着替えて下さい。」

渡されたのは、紐ブラと紐パンだった。どうやらこれは手術着のようなものらしく、色は薄い緑だった。

見ず知らずの人の前で、こんな格好をするのはすごく恥ずかしかったけど、私は自分に「これは治療よ。」と言い聞かせた。

着替えが終わって、処置室の中をうろうろしてた所に先生が入ってきた。先生も、緑色の手術着に着ていた。

「白衣が汚れるとマズいからね。」

私の視線に気づいた彼はそう言った。

白衣が汚れる…?私はこれから始まることに、密かに心をときめかせた。

「着替え済んでるね。じゃあここにうつ伏せになって。」

実はこの紐ブラ、Dカップの私には少しサイズが小さくて、横乳がはみ出しちゃってる…

それを見られるのが恥ずかしくて、私は言われるがままに、寝台にうつ伏せになった。


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