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みどり
【姉弟相姦 官能小説】

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EP.2「夏休みっていつ?」-10

(・・・・・本当にリアルだったなぁ、あれは)


やっぱり、あれは夢だったのかな。
想像を越えてる、あれは妄想だ。姉ちゃんの息や指使いまで感じるなんて、おかしい。
寮は男子と女子が分かれているものの、学校は共学だ。全く女っ気が無い訳じゃない。
周りをよく見れば可愛い子は沢山いるじゃねえか。隣の子も可愛いし、その後ろも。

どうして姉ちゃんの事ばかり考えてるんだ?
今まで変に意識なんてしなかったし、好きだなんて思ったのは全く無かった。

でも・・・もし姉ちゃんに彼氏がいたら?
見た目は結構いいと思うし、男は可愛い女がいたら声をかけたくなるから、まさか・・・

(うぐ、また痛くなってきた。やめよう、馬鹿な事は考えんな。辛い気持ちになるだけだ)

何度も言い聞かせてるんだけど、俺の思考はまるで命令を聞き入れてくれなかった。

姉ちゃん、もうキスしたのかな。
或いはもっと先の事もしちゃったとか?
は、裸、見せてないよな。
いやっ、弟の前でも平気なんだから、彼氏に見せるくらいどうって事無いかもしれない−

勘弁してよ姉ちゃん。イヤだよ、俺。
このままじゃ勉強に集中できなくなるよ。せっかく今まで頑張ってこれたんだから、無駄になんてしたくない。

夏休み・・・

そうだ、夏休みになれば家に帰れる。
会いたい。いや、会わなくちゃ、姉ちゃんに。
もう電話だけじゃ駄目だ。それでも、まだ夏休みまで長いけど、なんとか耐えなくちゃ。

(元気かな。俺の顔・・・はは、忘れるはずない。俺ときっと同じだ、家族の顔を忘れるなんて有り得ないよ)

そう考えると少し気分が楽になった。
でも、頭は痛いので朝飯はもう少しだけ遅らせた方がいいかもしれないな。

何気なく外を見ると、道端に紫陽花が咲いているのが見えた。

夏まで、後少し。
8月になったら姉ちゃんに会える。それまで頑張らなくちゃ。
俺はまたちょっと背が伸びたみたいだから、きっと驚くかもしれない。

耳をすますと、まだ早いけど蝉の鳴き声が聞こえてくる様な気がした−


〜続く〜


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