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みだ★ゆめ
【ファンタジー 官能小説】

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完・スキだよリュウイチ-5

『もしかしたら成人になれるかもしれないぞ!』
『え・・・わ、私が?!』


それを聞いて、リリスが戸惑っていた。
昨日までいつになるか分からないと言っていたラウムがそう告げたのだから、驚くのも無理はないだろう。

『やったな、リリス!今まで頑張ってきた甲斐があったぞ』
『でも・・・何か起こりそうな感じはしないよ』
『多分、隆一と最後まですればなれる筈だ。さあ・・・』

そう言うとラウムは箱に戻っていった。
だが中に入らず、そこに飛び乗ってこちらを見ている。
見届けたいんだな、リリスがちゃんとした一人前のサキュバスになるところを。


・・・俺は・・・


『隆一、どうしたの?』
「い、いや、別に」
『嬉しいでしょ。だって、隆一が一人前になって欲しいって背中押してくれたもんね』

そうだ、リリスに促したのは俺の方だ。
それが切っ掛けでリリスはサキュバスらしくエッチになって、楽しい生活が始まった。

だが、リリスが成人になったら、自分の世界に帰ってしまう。
修行を終えた事になるんだから、ここに留まる理由は、もう無くなってしまうんだ−

変わる事を、終わってしまうのを恐れている。

でも、それは我が儘だ。
リリスが頑張ってきた事を俺の感情で無駄にさせたくない。


覚悟を決めなくちゃならないんだ。今がその時だ−


『あ・・・ッ』


リリスの腹を支えて持ち上げ、騎乗位の体勢のまま、繋がっていく。
ずぶずぶと俺の一物を飲み込んでいく、涎を垂らした淫らなその裂け目。
奥まで挿入させて、先端が子宮の入り口に当たるのを感じた。

『やっぱり、大きいね。隆一の、おちんちん』

はにかんでいるリリスを見ていると、たまらなく愛しい。
もう間もなくお別れになってしまうのかと思うと寂しさに潰されそうになり、時間が止まるのを心から願った。

どうしても駄目なのか、なあリリス、嘘だよなぁ・・・?
『あぁんっ!!』

どすっ、と強く突き上げるとリリスの乳房が上に飛ぶ様に揺れた。
脇腹をしっかり支えて倒れない様にして、もう一度突き上げる。

『くふぅうんっ!!』

こんな泣きそうな喘ぎを聞けるのもあと僅かなのか。まだ信じられない。
だが、俺自身は受け入れようとしているのだろう。この悲しさは、別れという現実を見つめる為の最初の段階だ。

「ん、く・・・うあああ・・・っ!」

リリスが腰を揺らして、中の襞がプチプチと一物を捕えて、絡み付いてくる。
楽しむ為ではなく、きっと自身の最後のステップを踏もうとしているのだろう。


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