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みだ★ゆめ
【ファンタジー 官能小説】

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3・ユメのなかでチュウ-5

〜〜〜〜〜〜〜〜


「はっ!」

目を覚ますと、さっきの電車の中にいた。
前に座ったカップルは俺を見て呆然としている。
丁度降りる駅だったので逃げる様に電車を後にした。


「・・・今のが、夢?嘘だろ・・・」


パンツを確認したが、それらしき跡は無かった。
じゃああれは本当に夢の中で起きた事なのか?信じられない。

『あ、ごめん。言い忘れてたけど夢の中で喋った言葉は、実際に口から出てるんだ。だからあまり喋らない方がいいよ』
「なんだって?!」

じゃああのカップルに丸聞こえだったのか。リリスの奴、肝心な事を言わないなんてどういうつもりだ。
ラウムもちゃんと説明してくれれば良かったのに。

『夢に入り込めたら後少しで終わりだね、リリス』
『うん。最初は無理だと思ってたけど、遂にここまで来たんだ』

・・・そう、なのか。
それも知らなかったぞ。じゃあ、間もなく修行は終わるのか?

『帰ってからまたしよ、隆一』
「やだ。今ので疲れた」
『なんで?夢だから疲れないはずだよ』
「体じゃなくて精神的に疲れた・・・」


勘弁してくれ、俺は人間なんだぞ。
サキュバスにとっては当たり前の事でも、俺には信じがたい。
そういう出来事を体験すると思った以上に疲れるんだよ。


・・・休みたい。


〜〜続く〜〜


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