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性奴会長藤本玲子
【調教 官能小説】

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性奴会長藤本玲子2-5

「ぬ…濡れて…ます」
眉をしかめ完全に泣き顔の藤本玲子。
絞り出す様な声で答える。

「次よ!」
投げ捨てる様に藤本玲子の手首を突き放す小笠原裕子。

今更、逆らう事など出来なかった。
グスン…グスン…鼻を鳴らしながらセミロングの少女のスカートの中に手を進めてゆく。

セミロングの少女も泣き腫らした瞳でジッと藤本玲子を睨みつけている。
やり場のない憎しみを藤本玲子にぶつけている様であった。

そして…やはりセミロングの少女の股ぐらもしっとりと濡れていた。
泣きながらその事を小笠原裕子に告げる藤本玲子。

「そう…」
満足そうな笑みを浮かべる小笠原裕子。
厳重注意という事で、その二人の一年生を解放した。

庇い合うように逃げ去る二人の背中を見つめながら藤本玲子は羨ましくて仕方なかった。
二人は解放されたのに…自分は解放される事はない。
更には自分を庇ってくれる相手もいない。
惨めで情けなくて、羨ましくて涙が止まらなかった。

「いつまで泣いてるの!」
そんな藤本玲子に苛立ちを隠さない小笠原裕子。
だが…その苛立ちは藤本玲子を追い詰める為の演技でもあった。
泣き乱れながらもオドオドと従う藤本玲子の態度にはかなりの満足を感じていた。
その証拠に…。
タイトスカートの中。
黒いパンティのクロッチはぐっしょりと濡れて。
垂れ流れた汁が…ストッキングの為に剥き出しになっている小笠原裕子の内股をびっしょりと濡らしている。
そんな小笠原裕子。
興奮はしている物の直接的な快楽を得るよりも。
まだジワジワと藤本玲子をいじめる事を選んだ。
そして…。
「でも…まぁ、ちゃんと職務をまっとうしたから…」
相変わらず薄ら笑いを眼鏡の奥の瞳に浮かべて藤本玲子のぐちゃぐちゃの泣き顔を覗き込む。

更なる緊張に大柄の身体を凍り付かせる藤本玲子。
いっけん褒める様な言葉だが…。
小笠原裕子がそんなに甘くはない事を知っている彼女ならでは反応である。

「ご褒美をあげるわ」
そんな藤本玲子の反応が楽しくて仕方がないと言った感じの小笠原裕子。
ニタニタと淫猥な笑みを浮かべている。
さらに…。
「携帯を出しなさい」
大抵の女子生徒は制服のポケットに携帯電話を忍ばせている。
藤本玲子のポケットも携帯一個分、膨れているのを小笠原裕子は見逃してはいなかった。

「えっ…」
しかし、小笠原裕子の突然の言葉に戸惑いを隠せない藤本玲子。
それに携帯電話の登録アドレスやメモリーに後ろめたい物はないが…。
藤本玲子とて、やはり他人に自分の携帯電話を見せる事は。
若干の躊躇いはあった。

「早く出しなさい!」
だがそんな藤本玲子の気持ちには構う事なく。
再び苛立たしげに声を荒げる小笠原裕子。

「ひっ!」
ビクッと身体を震わせる藤本玲子。
これ以上ノロノロとしていても小笠原裕子を更に苛立たせるだけ。
そう判断した藤本玲子。
震える手でポケットから携帯電話を取りだした。


つづく


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