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〈利益の卵〉
【鬼畜 官能小説】

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〈利益の卵〉-39

あのビルディングの一室。凌辱ショーの一つ下層の階に、その部屋はあった。
いや、部屋というより、八畳ほどの広いトイレと呼んだ方が正しいだろう。
壁はタイルが貼られていたし、床はコンクリートで出来ている。
そして、その床は真ん中に向かって傾斜しており、そこには排水口があった。

そんな殺風景な部屋に、美優は〈設置〉されていた。そして今日も、歪んだ性欲を満たしたい客が、美優の身体を食い荒らしていた。


『くぅ〜!オマ〇コもア〇ルに負けねえくらいキツキツだぜ』

「もうやだぁッ!!ゲホッ…ゲホッ……あうぅ!!」

『牝ガキの泣き顔ってのはたまんねえなあ……ウヘヘヘ』


垂直に立てられたギロチン台。
そこに頭部と両手が挟まれた形で美優は拘束されていた。
訪れた若い男性客二人組は、興奮状態の赤ら顔で美優に食手を伸ばし、その幼体に群がっていた。
腰をしっかりと掴まれ、後ろから結合されて泣き叫ぶ顔は、ちょうど男の股間の高さに位置しており、その姿は斬首に処される罪人のよう。
その周りにはボロボロの布切れが散乱しており、美優が着ていた衣服が引き裂かれた跡のようだ。


「お願いやめてぇ!!ここ……ここから出して!!」


聞く耳を持たぬ二人組に、美優は叶わぬ願いを訴えた。

ここに連れて来られて数週間が経過していた。
狭い部屋に監禁され、ドアの前には交代で見張りが就いていた。
それなりの食事と温かいシャワーは許されていたが、それが何の為なのか美優は嫌と言うほど理解していた。
何の為に自分が生かされているか、気が狂いそうな現実から逃れられない自分に気付いてしまっていた。

いつも突然ドアが開き、数人の男が無理矢理美優を連れ去り、この部屋のギロチン台に拘束し、そして色欲しか頭に無い変質者が美優の身体を弄ぶのだ。

命を繋ぐ為の食事、それに伴う排泄も、苦痛と恐怖に歪む表情も、成長によって日々変化していく身体も、文字通り、全てが丸裸にされて変質者に曝され、嘲笑や罵声、そして欲望の捌け口にされていた。



『誰がオマエをここから出すか、バカ。こんな面白い事やめらんねえだろ?』

『ここから逃げたら警察とかにバラす気だろ?俺達のパラダイスをぶち壊すつもりだろうが?』


ここに来るどの客も、絶望の言葉しか吐かない。
ここでの犯罪行為を秘匿したい客達にすれば、至極当たり前の事だ。


『……赤ちゃんてどうやって出来るか知ってるよな?何回“中”に出された?……そろそろ妊娠してもおかしくないなあ………』

「!!!!」


この部屋での屈辱の時に、美優は他の客から妊娠の仕組みを嫌というほど聞かされていた。
知れば知るほど、自分のおかれた状態の残虐さが理解出来、理性が吹き飛ぶような混乱状態に陥りそうになっていた。



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