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〈利益の卵〉
【鬼畜 官能小説】

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〈利益の卵〉-26

「い、痛ッ!!ちょっとヤメ……な…何よ!?何よぉ!!」


ステージ上で両腕を掴まれ、怒りに任せて叫ぶ美優に、数人のスタッフが駆け寄っていく。
その腕には、半円状にくり抜かれた木製の板と、冷たく光る鉄パイプ、そして、それを繋げるクランプと呼ばれる金具が抱えられていた。


「ひ……いぃ!?……や……やめ……やめてよぉ!!!」


スタッフの抱えてきた板、その丸い窪みを美優の首筋に押し当て、左右の小さな窪みには、か細い手首が嵌めあてられ、もう一枚の板で挟まれた。
美優の自由を奪い取った物……それはギロチンだった。
縦30p、横1メートル位の長さの板。その板には数個の穴が開いており、その穴に合わせるように金属の板を重ね、ボルトとナットを締めて一枚の板のように固定してしまった。

いくら木製の板とはいえ、その重量は中々のもの。
まして金属の板まで装着させられたギロチンの板の重量は相当なものだ。
その重さに耐え切れず、美優はヘナヘナと尻餅をつき、そのまま床に俯せて倒れてしまった。


『ほらぁ、早く逃げなさいよ。大変な事になるわよ』

「げふッ……あぅ!!……やあぁぁぁッ!!!」

『あ〜ぁ、もう駄目か。呆気ないなぁ』


腕をギロチンで固定され、その重たいギロチンを持ち上げる事も叶わず、ただ床を蹴るように足掻き、叫ぶしか出来ないでいる。
それでもまだ駆けて逃げようとする美優の傍で、スタッフ達は慣れた手つきで何やら鉄パイプで組み立てている。
なにか禍禍しい事が我が身に降り懸かるのを、美優は本能的に察していたが、ギロチンを抱えて逃げられるだけの脚力も腹筋も有るはずはない……組まれていく処刑台、何も出来ずに喚く美優、その様を楽しそうに見ている人達……ステージ上での〈非道〉は着々と進み、遂に舞台の主人公は望まぬ《完成》をみた。


(い…嫌……こんなの……嫌…………)


立方体に組まれた鉄パイプ。
その中心には、ギロチンに吊られて立ち尽くす美優の姿があった。
ギロチンの板の四隅には丸い金具が装着され、それらは鉄パイプで組まれた立方体の上四隅に鎖で繋がれていた。
足首にも枷は噛まされ、股間は90度近くまで開かされていた。
当然、足枷も四隅は鎖で固定されている。


『麻縄で縛るのも良いが、これも中々……』

『脚がガタガタ震えてるわ……可哀相ね……フフ………』


平行に吊られたギロチンから出た顔は、罪人の晒し首のよう。
今頃になって、ようやく状況を理解した美優の表情は複雑に歪み、怒っているとも笑っているともとれぬ表情で固まっていた。
涙が零れそうな瞳は落ち着かず、唇を震わせて歯を鳴らし、膝は痙攣したようにガクガクと震える。
可愛い衣装を纏ったまま、拷問具に拘束された美優……好奇の眼差しで美優を見つめる、ステージ下の人達に向けられた少女の全身は、正に晒し者だ。



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