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留守番の夜
【兄妹相姦 官能小説】

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盛春の一週間-2

「…ほんとに乗るの?」

片桐は、めっちゃ不安気だ。
…しかし、初めて後ろに人を乗せたが、バランスが難しいな。
背中に当たる片桐の胸を楽しむ余裕も無いくらいだ。
でも、こうするしかなかったんだ。
コイツを一日中、好きに弄ぶには。

とある駅の、ひとけの無い場所で待ち合わせ、バイクで30分ほど移動。
高速道路のインターの周りにあるラブホ街…ここなら、そうそう知り合いに見付かりはしないだろう。
各部屋に駐車場が付いているタイプのホテルを選び、バイクを停める。
二人ともメットをしたままで部屋に入ったが、実は緊張していたらしく、俺はついどっかりとソファに座ってしまった。
片桐は、慣れない手付きでよたよたとメットを外している。
しかし、ぷはぁっと顔を出すと、意外なことを言った。

「あー楽しかった!」

「…へ?」

「あたし、バイク乗ったの初めてなんだけど、すごい気持ち良いんだね!」

…人の苦労も知らないでコイツは!

「サク、ほんとにバイク乗るんだね!
昨日言われた時はびっくりしたよ〜。
あれ、自分で買ったの?」

…よくぞ聞いてくれました!
「まぁ、まだローン残ってっけどな。
昔からずっと欲しかったんだ」

「あれ、サクってバイトしてたっけ?」

「いや、親戚の会社で力仕事手伝ったりとかして、コツコツと…」
手に入れるまで長かったんだよなぁ…。

「ほんと?えらーい、サク、見直しちゃったよ!
また乗せてね!」

「…っ」

「…ぁっ…」

気まずい。
俺達は、そんな関係じゃないのに。
でも、やっぱりちょっと嬉しい。

「ま、乗りたいっつーんならいいけど。
けどまさか、最初にケツに乗せんのが、お前になるとはなぁ」

「…え。
あたし…初めてだったの?」

そう言った片桐は、どこか複雑な顔をしていた。


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