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マネージメント
【アイドル/芸能人 官能小説】

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1・真面目とエッチと寂しがり屋-6

「おらっ!おらっ!おらっ!」
「あうっ!あうっ!あぁんっ!あんっあんっ!」

ついさっきまで焦らしていたのに、激しくピストンしてくる。
この急激な変化に私はいつも戸惑うばかりで、ただ雅の欲望のままに犯されるだけだった。

「まりなっ、まりなぁ・・・手、出して・・・」
「み、雅・・・あっ」

言われるままに差し出した手を、雅がそっと握った。
もう片方も出してと言われたのでそうしたら、同じく握ってきた。
どっちの手もしっかり指を絡ませて、でも優しく握り締めている。
以前雅に教えてもらった握り方だ。
¨恋人繋ぎ¨といって、行為の最中にやると互いの気持ちを高める効果があるらしい。


でも、玩具みたいにされてからやられてもあまり嬉しくは無かった。
雅はニコニコしているけど、私との精神状態の温度差は開いていると思う・・・

やるなら、ちゃんとそういう雰囲気を作ってほしいな。


「うっあ、まりな、俺、もう・・・い、くぞぉ・・・!」
「な、中には駄目っ!私、やばいかもしれないの、だから!」
「大丈夫さ・・・もしできたらちゃんと育てるよ。俺ももうそういう歳だから・・・!」

果たして本気で言ってるのだろうか。
もう雅の担当になって半年になるけど、未だに何を考えているのか分からない時がある。

前のマネージャーさんに「気を付けてね」と言われたけど、その場では意味が理解出来なかった。
雅は挨拶をちゃんとするし、礼儀正しいし、時間もきちんと守る良く出来た子だったからだ。

初めて雅を家に送った時にようやくその意味を思い知った。
今日と同じくいきなり私を抱きしめながらキスをしてきて、自分の家に連れ込み、そして・・・


まだ最初のうちは優しかったけど精々1ヶ月くらいで、すぐに焦らしたり意地悪してくる様になってしまったのだ。

「まりなぁぁぁっ!!」
「ダメぇぇぇ・・・あぁっ、うぅぅぅん!あ・・・おなか、あぁ・・・でてるよぉ・・・!」

程なくして雅の熱い精液が私の子宮を貫いてしまった。
ドクドクと容赦なく注がれるその濁った液体をお腹の中に感じながら、私は呆然と天井を見上げていた−


気が付けば約束の30分を大幅に過ぎていたので、雅を叱り付けてから家を飛び出す。

「待てよ、まりな」
「離して!本当に遊んでる時間が無いの」
「・・・明日、迎えに来てくれるよな?」

いつもそうだ。
帰ろうとするとこうやって、私に後ろから抱き付いて囁く。

今にも消えそうな、低くて甘い、痺れる様な声で・・・

「当たり前でしょう、私はマネージャーよ。それも仕事のうちだからね」
「・・・そっか、ならいいや。じゃあな、まりな。お疲れ様」
「うん、お疲れ様。今日は早く寝なよ」
「おう・・・」

さっきまで好き勝手な事をしてたくせに、別れる時はまるで別人みたいな寂しそうな顔を見せる。
それを見ると、途中まで憤りを感じていても、その気持ちが静かになっていく様な気がした。

でも、時間は待たないのだ。



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