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「負けないで」
【アイドル/芸能人 官能小説】

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「負けないで」-4

「あっ!あぁぁぁ!松田さん!」
仰け反るアタシ。
アタシの高ぶりも一気に上がった。
両手で松田さんの頭を胸に抱く。
アタシの腕の中で子供の様に乳房を吸い続ける松田さん。
心の底からいとおしい。
そしてアタシのいとおしさに応える様に。
優しい手つきでアタシの股を押し広げる松田さん。
既に初めてではないけど。
アタシは松田さんの前に全てをさらけだした。

自惚れかも知れないけど。
アタシへの思いで硬く膨れ上がったモノをアタシの秘裂に押し当てる松田さん。
アタシのソコもぐっしょりと濡れそぼり、松田さんを受け入れる準備は整っている。
「いくよ…よっちゃん」
アタシの中に入ってくる松田さん。
「ぁああ!んはぁ!」
シーツの端を握り下半身の力を抜くアタシ。
アタシの中に溢れる松田さん。
押し開かれる心地良い感覚が下腹部から全身に広がってくる。
「よっちゃん…」
片手をアタシの乳房に添えると腰を動かし始める松田さん。
「松田さん!あぁぁ!松田さん…」
組み曳かれているアタシは両目を閉じると。
松田さんにすがりつく。
「よっちゃん!」
松田さんの腰の動きが逞しさを増してくる。
「松田さん…松田さん…」
アタシも松田さんの腰の動きに合わせて腰を振り始める。
ひとつの快感をふたりで分かち合う。
そんな小さな幸せを全身で噛み締める。
「あっ!あぁぁ!いいの!」
そして、その先でアタシの意識が飛びかけてゆく。
「あ…くっ…」
松田さんも最大限にまで腰を動きを速めてきた。
「んあ!い…いき…そう」
アタシの全身にオコリの様な震えが走り。
意識がホワイトアウトしてゆく。
「あっ…あぁぁぁ…よっちゃん」
松田さんも登り詰める寸前みたい。
もちろんアタシも…。
「あっ!いく!いくぅ!」
アタシはフワッと浮き上がる様な感覚を感じ。
その直後に登り詰めていた。

「松田さん…さっきのマラソンの話、みーたんは知ってるの?」
アタシは裸のままベットの中。
松田さんに寄り添う様に尋ねた。
アタシを腕枕で支える松田さんが…。
「一応…話してあるよ」
ボソッて答える。
「あの子は何て言ってた?」
「よっちゃんと一緒に走りたいって…」
沈黙するアタシ。
松田さんもだ。
そんな沈黙が暫く続いて…。
「走るよ…アタシ、みーたんと一緒に走るよ」

時が流れて…真夏。
毎年、恒例のチャリティー番組が始まった。
そして恒例のロングマラソン。
この日の為に念入りに練習を積んできたアタシとみーたん。
念入りに練習は積んだけど…。
やっぱり本番直前には色々な不安に苛まれる。
それはみーたんも同じ様で可愛らしい顔を強ばらせている。
そんなアタシたちの様子を中継カメラに向かって伝える女子アナ。
スタート…ついにその時間がきた。
号砲一発。
アタシとみーたんは。
うだる様な熱気の中…夜の街に飛び出して行った。

夜のうちはまだ良かった。
お互いに励まし合い走り続けるアタシとみーたん。
しんどくないと言ったら嘘になるけど。
それでも主だった支障もなく走り続けた。
休憩ポイントでは三十分にも充たないが…。
それでもゆっくりと身体を休め。
後はただ走り続けた。
街中に近づくにつれて。
夜中だと言うの沿道の歓声が大きくなってきた。
やっぱりファンの人は有難い。
アタシとみーたんは出来る限り手を振って。
みんなの声援に応えながら走った。
そして東の夜空が徐々に白みだして。
夜が空けた。


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