仔猫の診察-6
「あ…なんでもないです。」
「そう?熱じゃないよね?
えーと、じゃあ下着を脱いで、アレに座って」
デスクの椅子に座り、いつもの指示を出す。
しかし。
彼女は動かない。
「高山さん…?
まぁた照れてるのぉ?」
思わず苦笑してしまうが、彼女は心配になるほど真っ赤。
「今更でしょう?
看護師達、帰って来ちゃうわよ?」
これ、脅しになっちゃうかしら?
ま、いっか、効いたみたいだしね。
まつげを赤い頬に伏せて、スカートに手を入れて下着をはずす高山みほは、とてもカワイイ。
「せんせ…そんなに見ちゃイヤ…」
…きゅん
わたしは、普通に目を向けているだけのつもりだったが。
そんなコト言われちゃ…
いじめたくなっちゃうじゃない?