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ストーカーは誰?
【ホラー 官能小説】

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噂と記憶-2

「はぁぁぁ!」
私は髪の毛を掻き毟る様にして…うずくまってしまいました。
おぞましい記憶が蘇ってきました。
ただ…何故でしょう。
私は田辺くんを愛していたのでないのでしょうか。
何故…肌が粟立つ程のおぞましい記憶なのでしょう。
私は本当に田辺くんに犯されたんでしょうか?
もし…そうだとしたら。
例え強引な行為でも私は彼を受け入れ。
抱き締めていたはずです。
そして何より。
こんなおぞましい記憶になるはずはないのに。
田辺くんが古賀祐子をも犯している。
その事が判ったからでしょうか。
いえ…そんなはずはありません。
そもそも古賀祐子の件は彼女の思い込み以外の何ものでもないのですから。
でも…何故。
この背筋がゾクゾクする様なおぞましさは。
頭の痛みも一向に治まりません。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
ジッとしていても…らちが明きそうにないので。
私はフラフラと立ち上がりました。
上着を脱ぐとブラウスのボタンに手をかけました。

熱い水滴が乳房やおなか…私の全身にふりかかります。
シャワーを浴びる事によってでしょうか。
頭の痛みが少しずつ和らいできました。
気分も少しずつ落ち着いてきました。
「はぁぁぁ…」
私は頭から熱い水滴を浴び…長いため息を吐きました。
だいぶ気分がすっきりしてきました。
それにしても古賀祐子には困った物です。
あんな噂が立ってしまったら…。
田辺くんも学校に来づらいでしょうに。
その瞬間…私は俯き気味だった顔をハッと上げました。
田辺くんと言えば…。
彼は最近、学校に来ていませんでした。
なんで…そんな大切な事を忘れてしまっていたのでしょう。
…と言うか。
田辺くんがいつから学校を休んでいるのかはっきりと思い出せません。
「ど…どおして…」
私は必死に記憶の糸を手繰りました。
でも…無理でした。
私は…私はどうかしてしまったんでしょうか。
私はパニックになりそうな気持ちを抑えながら…田辺くんの事を思い浮かべました。
「な…なんで…」
私はヨロメキそうになり…浴室の壁に両手をつきました。
田辺くんの顔を思い浮かべると…。
私の上にのしかかってきた時の顔しか思い浮かばないんです。
「なん…なの…」
その顔は私が求める田辺くんの顔ではありません。
いやらしく下品に歪んだ顔。
嫌悪感すら沸き上がってきます。
そして…。
ズキン――。
私の下腹部に奇妙な感覚も襲ってきました。
その感覚とは…。
不快な快感とでも言うのでしょうか。
「はぁ…はぁ…」
その不快な快感はジワジワと下腹部全体に広がってきました。
「うぅぅ…」
私は下腹部…陰毛の少し上の辺りを押さえました。
決して自分でいじるつもりではないのですが。
不快な快感はジンジンと痺れる様な快感に変わってきました。
内股に垂れしたたる流れもシャワーの水滴だけではない様な感じです。
小ぶりの乳房の先の乳首も硬く尖りだし。
打ち付ける水滴にビクビクと反応し始めました。
得体の知れない嫌悪感は依然として心に渦巻いているのに…。
私の指先はぐっしょりと濡れた陰毛を掻き分け…。
切れ込み始めた辺りにある敏感なポッチに触れました。
「んあ…あぁ…」
私の上げる喘ぎ声は浴室に溢れる水音にかき消されますが。
敏感なポッチを擦る指先は止まりません。
もし…楽しむ為の自慰ならば。
シャワーの水流を利用したりと色々と違ったのでしょうが。
流石にそこまで気持ちにはなれませんでした。
根強い抵抗感に心は支配されているのに。
身体だけが止まらない。
そんな感じですから…仕方ありません。
ジンジンと痺れる様な感じに変わった快感にも…根強い不快感が潜んでいます。
ただ身体が求めている以上は指先は止まりません。
「はぁ…んあ!あう!」
私は手早く済ませたくて…ピンと伸ばした中指を夢中動かしました。
「んあ!い…いい!」
そんな状況も関わらず、背筋がゾクゾクとして。
ブルブルとした震えが全身を襲い始めました。
「あぁ!いく!」
一瞬、心地の良い立ち眩みの様な感覚が全身を襲い。
私は浴室の中…。
シャワーの水滴を浴びたまま…しゃがみ込んでしまいました。


つづく


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