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無間地獄
【SM 官能小説】

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秘密の集まり 〜緊縛コンテスト〜-1

◇秘密の集まり 〜緊縛コンテスト〜

Side/S

まだ幕が下りている舞台に立ち、ひとつ大きく深呼吸をした。
他の出場者達もどこか表情が固く、緊張が伝染してくる。

胸の前で手を握っている実沙希も全身に力が入っているのがわかる。
体をかがめて実沙希の目線と同じ高さに合わせると、実沙希は僕の顔に優しく手を伸ばしてきた。
かすかに震えている手に僕は口付けた。

幕の外から聞こえていたくぐもったざわめきが静まり、司会の女性がコンテストの概要を説明を始めると、ゆっくりと幕が上がり始めて薄暗い舞台にスポットライトの明かりが差し込んだ。

「ではコンテスト出場者をご紹介いたします!まずは一組目。大阪からお越しのクラブK専属女王 霞 姫華(かすみ ひめか)嬢とその奴隷 いずみ」

司会の女性が端から順に紹介が始まる。
時折マイクを向け、質問をしたり奴隷を弄ったりして会場を沸かせた。

僕は三組中最後の番だ。

「続きまして埼玉県からお越しの時村 修さんとペットのキラ」

「そして最後に当クラブの次期頭首ともっぱらの噂である相良 蒼介さんとパートナー 実沙希くん」

女性は実沙希の顎を長い爪でなぞり、マイクも持って耳打ちした。

「実沙希君はこんな可愛らしい格好をして、もうスカートの中はぐちょぐちょにペニスを濡らしちゃってるんでしょ?」

「あ!・・・・ぅう・・・は・・・い」

「いやらしい子」

実沙希は顔を真っ赤にしてうつむいてスカートをぎゅっと握り襲い繰る羞恥心にじっと耐えていた。

そのいじらしい姿に客席から笑い声や可愛いという声が上がる。

「ではまず緊縛から始めます。相手の体に負担を掛けないように出来るだけ早い時間で、そして体の筋肉や骨格を生かしてどれだけの美しい緊縛を作れるかを審査します」

「ではスタート!」

ついに始まった。




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