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『武骨くんと鎖骨ちゃん』
【フェチ/マニア 官能小説】

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『ツンデレちゃんと硬派くん』-5

「サナちゃん、先にお風呂行ってていいよ。
荷物の整理したいから」

「おっけー、お先に〜」

李湖は、欲情した自分のハダカを見せるのが恥ずかしく、サナと入れ違いに入ることにした。
乳首は固く立ち上がり、下着は汗以上に色が変わっているのが、サナにバレてしまうだろう。
…いや、どちらも確かめたわけではないが、独りで部屋にいると、どうしても意識してしまう。

…―部屋に独り…触っちゃおうか、な…

李湖は、日常的に"自分で自分を慰める"ことは少なかったが、ここまで切羽詰まっているのなら仕方無い。
…と、いうことにする。
恥ずかしさを抑えて、興奮を鎮める方を優先…。
場所も場所、時間も多くあるわけではないので、初めから直接的な快感を与えることにした。

…―大丈夫、他の皆も、今はお風呂に入ってる時間だし…入り口に背を向けておけば…「んぁっ…!」

―じゅるっ、にゅるん!

ハーフパンツと下着をかき分け、恐る恐る指を伸ばすと、膝立ちの腰が落ちるほどの快感と、指と肌との間に何mmの層があるのだろう、と思うくらいに大量の液体に驚く。
思わす声が漏れて、慌てて片手で口をふさいだ。

…―だめ、声出ちゃうから…最初はゆっくり…

じんじんと主張するクリ×リスを、滑りが良すぎて力が入りすぎないように気を付けながら、
…くりゅ、くりっ、くるんっ
腰がじぃん…と痺れてきたら、
…ぐちゅぐちゅっ、こりこりっ

「…ふっ…んん…ぅんっ…」

…―手が…指が止まんない…
こんなトコで…私、いやらしい…
近くに小沢くんがいるかもしれないのに…
…小沢くん…洸太郎くんっ…!

指の速度が早くなり、微かに水音も漏れてきた。

…ちゅぴちゅぴちゅぴ、くちゅん!

…―この指が、洸太郎くんのあの指だったら…!
…あ、やばい、イく…イきそ…!

「…く、はあぁぁっ…!」

息を止め、びくびくする体を抑える。
しばらくして、はーっ、はーっ、と荒い呼吸ながら、冷静になって耳をすませてみた。

…良かった、バレなかったみたい…
…あー恥ずかしい。
…まぁでも、スッキリしたからいっか。

憑き物が落ちたかのように、本来の前向きさを取り戻すと、お風呂セットを持って、李湖は部屋を出て行った。



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