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ひかり
【兄妹相姦 官能小説】

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EP.FINAL お兄ちゃんと超ラブラブ-3

「ひかり!待たせたな、さあ約束通りセックスしようぜ!」

ひかりは、ベッドに腰掛けて典明を待っていた。
典明の顔を見たらすっ、と目線を落としてしまい、顔を赤らめている。

「はふん、ひかり・・・今のお前はいつもより何倍も可愛く見えるぞ」

そんな、普段は強気な妹が恥じらっているのを見て、典明は鼻息が加速していく。
お兄ちゃんは妹にますます萌え萌えになっちゃったのだ。
隣に座り鼻をひくつかせると、何とも言えないひかりの肌の香りが、典明の鼻の奥を擽る。

「緊張してるか」

ひかりは即座に首を左右に振るが、呼吸は荒くなっている。
さっきから何度も唾を飲み込んでおり、明らかに緊張しているのが見て取れた。

(むっ、これはいかんな。初めての時はがちがちになるとよく聞くが、ひかりもそうらしい。よし、ここはお兄ちゃんらしく・・・!)

実は典明も緊張していた。
息がかかる距離にいるひかりの匂いを嗅いで興奮していたが、それ以上に、これからやる行為に想いを馳せていたのだ。

「大丈夫、お兄ちゃんがついてるからな。初めてでも心配ない、優しくエスコートしてやるぞ」

口ではそう言ったが典明も¨優しく¨するというのは初めての試みだった。

(さて、格好つけた手前下手な真似はできんぞ。どうすればひかりが俺に萌えるだろうか?)

典明に丁寧にしろというのは、鰹節を前にした猫にお座りという様なものだ。
やらずとも既に結果は見えている。
しかしそういう問題ではない、やると言ってしまった以上後戻り出来ないのだ。

「だーい丈夫、大丈夫、うん、なーんにも心配いらないからな・・・」

ひかりだけでなく自身に言い聞かせる様に話し掛けた。
しっかり顔を見るつもりが、男の哀しい本能が乳房の膨らみに目線を釘付けにしてしまう。
呼吸する度に大きく隆起し、典明の下半身を刺激した。

「・・・えっち」

すぐにどこを見ているかばれてしまい、額を指で弾かれてしまった。
誤魔化すために歯を見せたら更にもう一発食らってしまう。

(これじゃ普段と変わらないな。少なくともひかりは、今の俺を格好いいとは思わないだろう)


典明は赤く斜線のついた額を撫でながら思った。
妹への愛撫が生き甲斐の変態も、時と場合によっては自身の行動を省みるらしい。

「・・・あっ」

ひかりの髪に触れて、そっと撫でる。

「茶色いのも結構似合うな」

指先で髪の毛の感触を確かめながら、ひかりに囁いた。
黒以外は似合わないと病気の様に繰り返していた兄の口から出た言葉に、ひかりは思わず目を丸くする。

「な、何のつもり?褒めるなんておかしいよ!」

あまりにしつこいので、そろそろ染め直そうかと思っていたところだった。
しかし、言う通りにしても今度はまた別の事でうるさく言うと思い、迷っていたのだ。


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