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ひかり
【兄妹相姦 官能小説】

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EP.5 お兄ちゃんは超デカブツ-3

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午後6時、典明が帰ってきた。

「ただいまひかり。何して欲しいか決まったか?」

リビングに上がるとテーブルが隅の方に移動してあり、代わりに椅子が二つ、少し距離を離して並べてあった。
片方の椅子はスケッチブックと鉛筆と消しゴムが置いてある。

「お帰りなさい、お兄ちゃん」
「これはなんだ。お前が準備したのか」
「うん、あの・・・ね、お願いがあるんだけど・・・」
「その言葉を待っていた。さあ願いを言え」
「うん・・・」

だがひかりはそれきり口を閉じてしまった。

「俺がエスパーならひかりの考えてる事が分かるんだがな、だが所詮は只の人間だから分からん」
「変態の間違いでしょ」
「そう、それだ。っていいんだよ俺の事は」

一応つっこんでから、また黙ってしまう。
言おうとはしているがなかなか踏ん切りがつかない様子で、もじもじしている。

だが典明はひかりが何をお願いするのか、薄々感付いていた。
椅子に置いてある物は絵を描く為の道具なので、恐らく自分にモデルを頼みたいのだろう、と思っていた。


「私、美術部でしょう。何回か勝手に絵を見た事あったよね」
「見せてくれたっていいじゃないか。ひかりの絵は可愛くて好きだよ」
「・・・あのね、お兄ちゃん・・・い、の」

お願いされたがよく聞こえず、もう一度聞き返した。

「だ、だから、お兄ちゃんに・・・ん、・・・て欲しいんだ」
「何を見せろって」

すると、ひかりは強く息を吸い込み、それを吐き捨てる様に叫んだ。


「おっ!!おちんちん、お兄ちゃんのおちんちん、見せて欲しいの!!」
「いつも見せてるだろう。そうか、俺の相棒を描きたかったんだな」
「・・・へっ?いっいや違う、そうじゃない。今の無しにして!違うから!」
「分かってるよ、ひかり。やっと俺に本音を曝け出してくれた事、とっても嬉しい」
「やめろ〜!だから違うの!話聞いてよお兄ちゃん!」

妹の必死の叫びも、兄には届かない。
何をどう間違えてしまったのか、モデルになってと言うつもりがあの5文字が口をついて出たのである。

息を吸った時に、うっかり股間を見てしまったのがいけなかったのだろうか。
モデルの3文字が男性器名称に変換されてしまったのだろう。
変換ミスは誰しも経験する事だが、この場合は致命的といえる。

「俺はきっと今、日本だけでなく世界各国のお兄ちゃんの中で一番幸せだよ。妹に裸を見せてとせがまれたんだからな」
「こっ、来ないで、いや!いやああああ!」
「この幸せを独り占めしたくない。是非ひかりにも感じてほしいんだ、さあ!お前が望んだモノだ、手を伸ばせ」

こうなってはもう典明は聞く耳を持たない。
伊達に長年この変態の妹を勤めていないひかりは、早々と言い聞かせるのを諦めた。


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