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留守番の夜
【兄妹相姦 官能小説】

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留守番の夜-2

常々、誰もいない日にケータイ小説を読みながら堂々と自分をいじってみたい、と思っていたのだ。
これまでは、居間に両親、隣の部屋に兄のいる状況で、夜中にふとんに潜って読んでいた。
今日は広い3人がけソファに、大きく足を広げて、くちゅくちゅといじくっている…

いい加減、高ぶってきた頃だった。

―ピーンポーン

玄関のチャイムが鳴り、陽気な声が入ってきた。

『おぅ、あ〜こ?
鍵、開っけてぇ〜』

なんだ、コノ酔っぱらい…って、え!?
アニキ、帰って来たのっ!?

慌てて目を上げると、TVには政治経済ニュース。
花の女子高生が見るのにこれほど違和感のある番組は無い。
かすかに濡れた指を拭き、TVを消すと、玄関へ向かった。

―ガチャッ

「おぅ、ただいま〜」

「うわっ、アニキ、酒くさっ!」

アルコール臭とともに、兄が入って来た。

「おふくろがな、あ〜こが一人だから、今日は帰ってやんなさい、だぁーって。
ちゃんと帰って、やっさしー兄ちゃんだねぇ〜」

そんなコトを言いながら、フラフラと靴を脱いでいる。

…―ゴチッ
「あ、イテ。
あ〜こちゃん、ちょっとやさし〜お兄ちゃんに、肩貸して!」

戸締まりをしていた亜紀子の腰を、ぐいっとつかんでくる。
思わず、ぎゃあ!と叫んでしまった。

「あ〜こ、なんだその声はっ、色気の無い。」

「うっるさいなぁ」

(ったく、なんでこんな臭いヤツ…
ってか、お兄ちゃんにこんな触れるの、久しぶりかも。
けっこ背も筋肉もあるみたいだなぁ〜)

180センチはないが、160センチ以下の亜紀子とは、20センチは差がある。
兄は、元はバレー部補欠だが、髪は茶色がかってサラサラで、意外にモテるらしい。
とはいえ今は千鳥足。
早く放り出したい亜紀子なのだった。

「ん〜?あ〜こ、いい匂いすんぞ?髪かぁ?」

左手は亜紀子の腰、右手は右肩に置いて、後ろからうなじをくんくん嗅いでくる。

「リンスでしょっ」

一瞬ぞくっときたが、その前に照れがあって、兄の体をソファに放り出す。

「水、いるでしょ?」

さっさと台所へ逃げ出した。


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