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枯れ落ちる葉、朱に染まる紅葉
【レイプ 官能小説】

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枯れ落ちる葉、朱に染まる紅葉-73

 ――まだ、一人いるから……。
 ぼやけた視界の中、もう一人を見る。その男もズボンを脱ごうとしていたが……。
「こら! お前らそこで何をしている!」
 突然の声に一同、声のほうを見る。そこには守衛らしきおじいさんが立っており、懐中電灯の光で照らしている。だが、相手は四人、さらにその異常な様子に戸惑っている様子。
「やべ、にげっぞ!」
「お、おい、俺まだ!」
「無理だ諦めろ!」
 四人は着るものもいい加減に車に乗ると、車をバックさせると、駐車場を暴走しながら出て行った。
「あんた、一体なにがあったんだ? ちょっとこっちに……」
 捕まることで都合が悪いのはさつきも同じこと。レイプされたといえばそれも通るかもしれないが、これ以上時間を費やすわけにはいかない。必死であたりを見ると、ヘッドライトが二人を照らす。
 さつきはそれが夏雄のものだと気付くと、守衛を振り切り走り出す。
「お、おい、あんた、ちょっと! おーい!」
 さつきは助手席に急いで乗ると、そのまま駐車場を後にした……。

「大丈夫か?
「平気、レイプされるのは慣れてるし、なんか人のこと病原菌みたいにしてさ、ゴムつけてくれたし……」
 セイフティーセックスとよぶには難があるものの、膣内射精をされるよりはまし。そう言い聞かせるさつきだが、どうも釈然としない。
「まさかあんなことになるんて思わなかったし」
「もう、絶対露出なんてしませんから!」
「ああ、わかったよ……んでも、いや、まじですごいね。さつきちゃんどうだった? アイツラの」
「えっと……、なんか細いっていうか小さいっていうか……」
「そう? さつきちゃん、大きいのが好きなんだ」
「しょうがないじゃないですか、誰かの太くて、あたしの広げられちゃったし……」
「まあ、俺のは太いからな……」
 そういって夏雄は彼女の手を自分のものに押し当てる。
「なんか疲れましたから、今日は一人でして下さい」
「はは、わかったよ」
 聞き分けのよい夏雄に訝りながらも、見知らぬ男達に弄られたあとの自分を抱く勇気はないのだろうと思い至る。さつきとしてもいち早くシャワーを浴びたいのが本音だ。
「包茎ってやですね……」
「ん? ああ、そうだな」
「臭いしちっさいし、全然飛ばないの。すごいキモかった」
「ふうん、となると、武彦とは難しいな」
「え? まさか武彦、包茎?」
「ああ、去年風呂場で見たぞ。あいつ、ちっさいし、包茎でさ……、まぁ真性じゃないから剥けるこた剥けるけどな」
「うわぁ……やだな……。射精のときとか全然とばないけど、本当に赤ちゃんとかできるんですかね? 子宮に届かなかったりして……」
「はは、ありえるな。でも、そうならゴムもいらないかもしれないぞ?」
「やですよ、包茎みたいな汚いもの、そのまま入れるなんてありえないです!」
「なんだ、武彦も気の毒に……」
「だって、包茎なんて……」
 しきりに包茎を嫌がるさつきだが、車が鬼瓦スポーツセンターへと戻るころには身支度も整え直し、痕跡を消そうと身体中に消臭スプレーを噴霧していた。


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