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下校途中の寄り道
【学園物 官能小説】

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下校途中の寄り道 (5)-6

朝が来た。昨日とは打って変わって雲ひとつない晴天となった。
ウィークリーマンションをチェックインした正之、順子、幸子、純一の四人は
動き始めた鉄道の駅まで向かいこれから田舎に帰る純一を三人で見送った。
「じゃ、また来年。三人ともよいお年を。」
「純一もまた来年ね。」
「野村君も順子さんもまた。」
「お気をつけてください。」
「また会いましょう。」
純一を乗せた長距離特急列車のドアが閉まると発車して駅を離れた。
三人は通勤列車のホームまで行き電車に乗り込むとそのまま三人の家のある駅まで
走って行った。車内では正之がそのまま寝てしまった。その隣には順子、幸子が座っている。
正之も順子もW高校の制服を着たままだ。正之の首には昨日順子からもらったマフラーが
掛けられている。順子の髪には正之から貰った髪飾りがつけられている。
幸子が順子に声をかける。
「昨日のあれだけどさ・・・。」
「ううん。いいわ。正之も興奮してたっていうし。」
「そうか。」
「でも・・・お姉ちゃんならいいわ。他の女の子だったら嫌だけど。」
「この子ったら。」
晴天の雪化粧の風景の中を列車は走って行った。


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