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登下校を、御一緒に。
【痴漢/痴女 官能小説】

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登下校を、御一緒に。-10

あぁ、今日は、なんてハプニングの多い日なんだろう…!
また、視界がじわっ、とぼやけてきてしまう。
せめて、目からは溢れさせないよう、あたしは少し上を向いた。

…あ、佐伯くん、耳赤くなってる…。
…え?もしかして…!
もしかして、胸が露出してること…気付いちゃってる、の…?

がたん!…ぴくん!

また電車が揺れ…胸の先端をこすられたあたしは、ありえないことに、反応してしまった。
…好きな人の腕の中で。

ゴトゴトゴト…
あぁ…乳首が…こすれる…セーラー服に、男子の白シャツに、佐伯くんの、カラダに…

きっと、揺れでたまに強く押し付けられてるから、乳首が堅く立ってしまっているのにも…佐伯くんは気付いているんだろう…。
あぁ…電車って、こんなに揺れたっけ…?
カラダがひくひくしないように、あたしは佐伯くんの左肩のシャツを、ぎゅっと握る。
涙が出ないように固く目をつぶり、肩を強張らせる。

その時、また優しい声が聞こえた。

「…大丈夫だから…安心して…」

そして、背中の手が動き、やさしく撫で始めた。

今の言葉はきっと、自分は痴漢とは違う、と言いたかったんだろうと思う。
でも…今のあたしには、逆効果。
ううん、今の今まで、知らなかったよ…。
背中が、感じるなんて…。

ぞくぞくぞく…

撫ぜられる背中からは、乳首のこすれと相まって、卑猥な快感が生まれている。
どんどん、昂まってしまう。
大々好きな人の、手のひらと、カラダによって。

…はぁっ…ふぅん…
息が、荒くなってきた…これも、佐伯くんに気付かれてしまうのは、きっと時間の問題。

あぁ、足を動かしたい。
腰を、動かしたいの。
もじもじと、電車の揺れに誤魔化して、刺激を生ませる。
あたしのアソコ…じんっ…としてきちゃった…。
恥ずかしい…
こんな公の場で、しかも、好きな人の目の前で感じちゃって…。

でも、痴漢された時のような不快感は、全然無い。
好きな人にシてもらうのって、こんなにもキモチがイイものなの…?




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