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幻蝶
【フェチ/マニア 官能小説】

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幻蝶(その2)-6

「ヤスオくんって、わたしのことをまだ好きだよね…」

ボクは、亜沙子さんの湿った唇から甘えるように洩れた突然の言葉にドキリとした。店を出た後、
亜沙子さんはボクの肩に頬を寄せてきた。いい匂いがした。

そして、ボクたちはホテルに入ったのだ…それが、亜沙子さんの罠だったとは知らなかった。


あのとき、ふたりで入ったホテルの中で亜沙子さんは白いブラジャーとパンティだけの姿になっ
た。あなたも脱いで…という亜沙子さんに言葉に、胸の高まりを感じながら、ボクは恥ずかしげ
に衣服を脱ぎ、裸になる。

酔った亜沙子さんはベッドに腰を降ろし、ボクの小さなペニスをしげしげと軽蔑するかのように
眺めていた。

亜沙子さんに見つめられながら、ボクのペニスはピクピクと堅く屹立し始めた。

「…いやだわ…ヤスオくんったら、ほんとうにわたしを抱くつもりだったの…」と、
突然、亜沙子さんがくすくすと笑い出す。


…えっ…と、ボクは亜沙子さんを見つめ直す。


「…そんなみすぼらしいペニスで…わたしとセックスできると思ってたの…笑っちゃうわね…」
嘲るようにそう言いながら、小悪魔めいた瞳をした亜沙子さんは、白い太腿の付け根をわずかに
開く。艶やかな光沢のある薄いパンティのあそこの源には、柔らかい亀裂がベールで包まれたよ
うに薄い翳りを覗かせている。


…あの蝶がいる…そう思ったとき、ボクはふらふらと亜沙子さんの前に跪き、その白い内腿に
無意識に指を触れた。


「…どこをさわっているのよ…いやらしいわ…ヤスオったら…」

亜沙子さんの滑らかな爪の伸びた指がボクのあごをつかむと、ボクの皮膚にぐっと爪が喰い込む。
どこか別人のような冷酷な顔…初めてボクに見せた亜沙子さんのまったく別の素顔だったような
気がする。

亜沙子さんは、ゆっくり煙草に火をつけた。


「なにぼんやりしているの…さっさとやるのよ…いつもやってるんでしょう…そのチン○ンを
自分の手でしごくのよ…」

怖いくらいひややかな目だった。ボクは亜沙子さんの足元に跪いたまま、股間にあるペニスを
掌でおそるおそる包み込む。小さいペニスの芯が掌の中でぬめりながら堅くなっている。


そのとき、亜沙子さんの生白い太腿の付け根で、一瞬蝶が動いたような気がした。ボクの愛おし
い蝶が羽根を広げているようだった。ボクはハアハアとしだいに呼吸を荒くしながら、自分のも
のを撫で上げ、擦り、搾りあげるように強くしごく。ぬめった包皮が掌にべっとりと吸いつく。



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