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養護教諭 寒椿優衣の薔薇色の日々
【教師 官能小説】

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養護教諭 寒椿優衣の薔薇色の日々ラスト-2

その後…まだ色々あったわ。
例の透明女の話はどうやら本当みたいで…。
透明女の再襲撃なんて事もあったわ。
その件はのちのち透明女本人の口から語られるでしょう。
そして沖君達…野球部は最後の夏の大会で県大会まで勝ち進んだの。
そのまま甲子園に行ける程、スポーツの世界は甘くはなかったわ。
でも…あの子達が試合に勝った事自体が小さな奇跡みたいものだったわ。
そして敗北して泣きじゃくるあの子達…その涙があの子達を一回りも二回りも強く大きくしたの。

そして卒業式。
体育館の裏で沖君を始めワルガキ達が私の前に並んだの。
チョロや村野君やイマッチ…みんないるわ。
みんな目に涙溜めてるの。
「ありがとうな…先生」
村野君が泣きながら微笑んだの。
私も感極まって涙が溢れてきちゃった。
「先生…最後にみんなで先生とヤルつもりだったけど。
川村に悪りぃから…それは無しだ。」
沖君も目に涙に浮かべてるの。
私は涙を流しながらニッコリと頷いたの。
「川村と幸せになってくれな…え…先生…あと…」
泣きながら沖君が絞り出す様に言葉を続けたの。
「…今まで…ありがとうございました!」
「ありがとうございました!」
みんなが一斉に頭を深々と下げてきたの。
みんな…みんな…とっても立派な卒業生よ。
私…もう涙が止まんないわ。
「み…みんな…私こそありがとう…」
私も精一杯言葉を紡いだの。
泣きながら卒業の喜びに震える沖君達に。
私は最後にニッコリ微笑みながら…。
「…来週の私と川村先生の結婚式…バックレちゃダメよ」


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