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〈蠢く瞳〉
【鬼畜 官能小説】

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〈蠢く瞳〉-16

夏帆「や、やめてぇ!!やめてぇぇッ!!…裂けッ……痛"い"ぃ"!!!」



ハンドルの回転に合わせて股間の開度は増していく……目を見開いて叫び、渾身の力を両脚に込めて抵抗しても、何事もないように夏帆の下半身は拡げられていき、短いスカートは、早くもアンダースコートを隠す役目を放棄して腹部に丸まり、少女の小さな膨らみを男達に晒していった。


夏帆(嫌……た…助けて……)


未だにこの光景が、現実とは受け止められないでいた。
拡げられた股間の先に広がるクリーム色の空間に、同じ格好をした男達が群れ、三台のカメラが自分の恥ずかしい姿を撮影している。ほんの数分前まで、他の部員達の傍にいて、有海と会話を交わしていたのに………突然現れた悪夢に引きずりこまれ、異常な世界に放り込まれた現実に、夏帆の表情は子供のように怯えた泣き顔になっていた。

両手を上げ、脚をくの字に前に投げ出し、思い切り股間を開いている無防備な姿、それを撮影されて視姦されているだけで、多感で幼気な少女の羞恥の限界を超えていた。
顔は既に焼けた鉄のように赤く、視線はフラフラと定まらず、全身からは脂汗が噴き出していた。


『さっき言ってた棚瀬先輩って、棚瀬有海の事かな?』

『このクソ暑い中で、あの小猫ちゃんはテニスの練習してるんだねぇ』

『夏帆ちゃんは、クーラーの効いた部屋で、おじさん達と遊ぼうね』


夏帆の瞳から、ボロボロと涙が零れた。
この合宿で、有海と一緒に自分を磨き、大会で活躍する事だけを考えていた。

何故、この施設にこんな部屋が?

何故、この男達は自分達の事を知っているのか?

朧げながら、その答えが浮かんできたが、それは夏帆にも認めたくない事だった………。





炎天下のコートで、有海は他の後輩達を指導していた。
だがやはり身が入らない。この合宿は、夏帆の為のものだからだ。
朝に呼ばれたきり、昼を過ぎても戻ってこない夏帆を心配し、有海は選手に選ばれた部員達に檄を飛ばしている田尻に話し掛けた。

有海「田尻先生、井川さんはどうしたんです?」

『ああ、ちょっと家族の事で急用が出来てな、今日は帰らせたんだ……』


どうにも腑に落ちない答えだったが、田尻の言葉を信用するしかない。
夏帆の身に何が起きているか、有海や他の部員達には知るはずもないのだから………。




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