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唯高帰宅部茜色同好会!
【青春 恋愛小説】

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唯高帰宅部茜色同好会!(第三章)-8

***

「残念だったな」
「くー!三年生のくせに…」
「お前も来年そう言われてるんだぜ…」

女性陣が合流したところで、ちょうど午前の部が終了となった。


「じゃあお昼にしようか!今日もみんなの分用意してきたんだよー」
「おっ!サキさすが!」
六人揃って教室に戻ると、サキがこの間と同じバスケットから弁当箱をいくつか取り出した。

「うまそーだぜ!」
「ありがとうございます、サキ」
中にはおにぎりと数種類のおかずが入っていた。
おかずはこの間とまた違っていて、サキらしい気遣いが感じられる。

「サキのことだから、試合に勝つためにカツサンドーなんて想像してたが流石にそれはないか」
そう言いながらおにぎりを一口。

「……サキ?」
「ん?」
「……」
「あはは」
「…これは」
みんな時間差で異変に気付く。

「あ、あははー…カツ入りおにぎり」

サキの天然っぷりは相変わらずだった。



「やべー食いすぎちまったぜ…」
「走れないなんて言ったら蹴っ飛ばす」
「……走れます」

「よし、じゃあそろそろグラウンドに行くか」
サキの弁当を食べて、気合いは入ったが同時に緊張感が一気に襲ってきた。



グラウンドに到着すると、既にぱらぱらと選手と観客が集まっていた。

相変わらず日差しは強く、嫌になるくらい暑い。

「アッキュ」
ユーリからボールを受け取るが、ぽろりと後ろに逸らしてしまった。
「あ」

ボールを拾おうと振り返ると、とっくに日陰に入っていたと思っていた三人は、まだ後ろに立っていた。

「アッキューン?緊張してるー?」
「今さら遅いわよ、腹括りなさい」
「……必ず勝てます」

「……ああ、さんきゅ」

三者三様の激励をもらってから、ウォーミングアップを始めた。



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