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JoiN
【コメディ 恋愛小説】

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JoiN〜EP.1〜-5

「良かったよ栞菜、いつも可愛いがさっきは特に可愛かった」
「そう?ありがと」
「俺とのデートを妄想した結果があの笑顔に繋がったんだな。素晴らしい事だ、それでどんなデートだった?」
「んーとね、動物園でマネージャーさんがゴリラの檻に入っちゃって、メスゴリラに恋人と間違われて・・・」

間違われて、抱っこされたりバナナを幾つも食わされたりするのを妄想したら、可笑しくて笑ったらしい。
なにが可笑しいのかさっぱり理解出来ないが、栞菜を笑顔にする事が出来たと思うと何故か嬉しかった。

だが、俺は妄想の道具程度で満足などしない。
次は実際にその気にさせてやる。こんなのはまだ序の口なんだ。

「俺はまだ人間にしか興味は無いが、動物と付き合うというのも面白いかもな」
「なんか漫画みたいだね、もし付き合えたら紹介して。ちゃんと撮ってメールしてよ」
「だが動物より栞菜だ。どうだ、この後食事でも。と言うか、逃がさない!」

アクセルを更に踏み込もうと足に力を込めた。
だが、それよりも早く栞菜がシフトレバーをPに動かしてしまい、急停車した。

前につんのめりそうになる俺をよそに、ドアを開けて助手席から抜け出す栞菜。

「ありがと、私ここだから。じゃあねマネージャーさん、おつかれさまでしたー!」

そんなはずはない、と窓の外に目をやると見慣れたコンビニが見えた。
こ、ここは栞菜の自宅の近く・・・しまった、いつの間にここ迄来てたんだ?!
それにしてもあいつ、随分と慣れた対処の仕方だったな。

俺が思っている以上に手強い女なのかもしれんぞ・・・まだ十代のくせに、それなりに年の離れた俺を弄ぶとは。

だが、負けない。
必ずお前を俺の物にしてみせる。
俺は俺を愛の狩人・黒髪のハイエナと呼ぶ。その名前に恥じる真似だけはしたくない。

ここでは一言だけ言っておこう。


ハイエナはしつこいんだぜ!


〜続く〜


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